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同志社大学古文の記述問題の研究

同志社の国語の合格点確保には記述問題の研究が欠かせない。過去問題を通して、得点できる答案とは、どのようなものか分析したい。

同志社2/8法グ古文記述
傍線「この道理に負けたり」とはどういうことか、具体的に説明せよ。

【分析】難                                     傍線部の指示語「この」、「道理」の内容、「負けたり」の内容を本文に基づいて、具体的に説明しなければならない。よって、「道理」とか「負けたり」の訳を解答に織り込むようでは得点は期待できない。「道理」とは、直前の「げに水を・・・月花の賊なり。」の内容を、「負けたり」とは、「花盗人の縄を許したり。」を解答に織り込む。「具体的」の必須ポイントは「偽の椿」だろう。

【解答例】                             花盗人は風流なものであるから、
偽の椿を売った者を許したこと。30字
【ポイント】
「この道理」月や花に関することは和歌に詠まれる風流なもの。
「負けたり」偽の椿を売った者を許した。

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