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Never Enough

今日は、僕の大好きなミュージカル映画、「グレイテスト・ショーマン」より、Never Enoughについて書きます。
(紹介します!ではなく、好きなものについて書いてます、というスタンスを何とかキープしようとしております。紹介しますって書いてたら指摘のほど、よろしくお願いいたします。)

グレイテストショーマンは、いわゆる奇人を見世物にしたサーカスの発起人を主人公にした映画です。主人公はその中で、「本物」と称される歌姫に出会い、これまで自分のことを「偽者」と呼んできたやつらを見返したい、と公演に出てくれるように頼みます。

その公演の中で歌姫ジェニーが披露したのがこのNever Enoughなんですね。

歌詞をめちゃくちゃ大雑把に翻訳すると、
あなたがいないとどんなスポットライトや星の輝きも黄金の塔を手に入れたとしても、全然全然足りない!という貪欲な歌詞になっていて、むしろ歌の相手以外は全て手に入れた、という自信が垣間見える様な歌詞になっています。

自信ある人間ってめっちゃ良いですよね。オレツエー系漫画のときも書いたんですけど、褒めたときにあざっす!って返せる人間ってめっちゃいいなと最近特に思うんです。かっこいいですよね。むしろ、「当たり前ですけど、何をいまさらおっしゃる?」というぐらいでもいい。笑

でもね、この歌姫さん、それ以外全部あっても意味無いって事は、
むしろそれ(=主人公)がどうしてもほしいってことなんだと思うんですよね。

映画の中では歌姫が主人公に迫りますが、主人公は妻帯者ですので、頑張って断ります。歌姫からしたら、たまったもんじゃないですよね。
歌だけ利用したかっただけやん、と。

おそらくこれまでもそういう事が多かったんだと思うんですけど、
裏切られたということで、その後の公演は全て降板する事になります。
最後に Never Enoughのリプライズバージョンを歌います。

最初に歌っていたときは、全部いただきます!手に入れます!という雰囲気だったのが、最後は1つだけ手に入れたかっただけなのにな…という雰囲気で
めちゃくちゃ悲しいんですよね。

同じ歌詞なのにここまで印象変わりますかと。
そこが好き好きポイントになります。よろしくお願いします。

あと、もうひとつ好き好きポイントがあって、
この歌姫、作中では「本物」として扱われてますけど、
映画中で唯一自分で歌ってないんですよね。
仮歌の人がそのまま本編でも採用された、という形になります。
(上で貼った動画も実はこの人の歌です。)

作中唯一の「本物」なのに「偽者(別の人の歌)」っていうのもめっちゃぐっときません?なんか…グッと来ません?なんか…ね?(ここを言語化する言葉を知っている方がいらっしゃったら教えてもらえませんか?よろしくお願いします。)

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