基礎は大事だった

木曜日の体育の授業中に、事件は起きました。

ハンドボールの試合中、敵チームの投げたロングパスを取ろうと思い切ってジャンプをした次の瞬間、左脹脛ふくらはぎに激痛が走りました。

激痛はほんの一瞬で、それ以降は左足がどこかに飛んだような感覚に遭遇し、片足立ちが精一杯な状況。

16歳にして、初めて足をつってしまいました。
初めてなもんで、激痛の正体を悟るまでは筋肉がちぎれたのかと思い、入院生活が脳裏をよぎったような気がしました。いやぁーホント怖かった。
10分ぐらいほっといたら左足は治ったみたいなので、ようやく安心。

後で親に聞くと、足をつった時には脹脛を伸ばすように関節を曲げるれば、早く治るらしいです。

今年の正月は家でプラモ作ったりゴロゴロしていたばかりで、一度も運動という行いをやっておらず、体が凝り固まってしまった結果怪我に繋がったのだろう、と思いました。



いや待てよ。足をつった原因は他にもあるはず。

準備運動はどうだろうか。

いつも体育の準備運動といったら、友達と喋りながら先生の指示に従ってなんとなく体を動かしているだけで、怪我を回避するための準備運動という目的を完全に忘れているような気がしました。

正月ボケは頭だけでなく身体にも影響を与えていることなんて知らずに、いつもの感じでゆる〜く準備運動をしたために、ある種のバチが当たってしまったのではないかと思いました。
準備運動を侮ってしまった僕の負けです。


準備運動をおろそかにする、つまり、基礎をおろそかにしたことによる後悔は、僕は今までたくさんありました。

これは去年の1学期中間試験のことですが、数学Iで15点というひどい点数をとってしまいました。(歴史的大敗です)

この時の勉強法はというと、やみくもに問題集の応用問題をあさり続け、出来たつもりになるという今では考えられないやり方で試験に臨んだのですが、全然基礎の定着ができておらず、15点という結果になってしまいました。

それ以来、試験勉強では、問題集に手をつける前に教科書の基本問題から解き始め、内容を理解したことを確認してから、応用的な問題を見るというやり方に方向転換しました。(数学だけでなく、他の教科でももちろんです)
その結果、点数のブレはなくなりました。


この出来事がきっかけで、基礎の重要さを改めて実感しましたが、ここでプラモデルにおける基礎(=基本作業)とはなんだろうかと考えました。

ヤスリがけ、合わせ目消し、サーフェイサー(下地)塗装・・・

モデラーによって、基本作業についての線引きは様々だと思います。
もしかしたら、ヤスリがけなどの工程を一切省いて塗装に入る場合もあります。
例えばこのガンタンクみたいに▼

そもそも、僕みたいに趣味でプラモデルを嗜んでいるモデラーにとっては、プラモデルは自己満足の世界だと思うので、自分が満足する完成形にたどり着くための作り方は様々だと思います。

なので、プラモデルにおける基本作業の定義は人によってバラバラ。
人によって作り方が違うからこそ、作品のバリエーションが多様で、日々新たな工作が開発されていると思います。

僕は、ネットや雑誌の情報を参考に工作の手順を決めていますが、研究を進めていつかは自分なりの効率の良いやり方を、見極めてみたいものです。



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