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なぜ自分のタイムラインからは知人・友人が消えていくのか、ちょっと真面目に考える

自分はTwitterが好きです。現在20代半ばですが、齢18の時分からツイートをはじめ、大学生の時には1日10ツイ当たり前の生活をしていました。
今は少し落ち着きを取り戻していますが、それでも1日3ツイというペースでTwitterを続けています。自分はTwitterが大好きです。

そんな自分がTwitterを続けて7年、残念ながら歳を重ねるごとに自分のタイムラインからフォロー中の知人・友人がどんどん姿を消していっています。
自分がフォローしている450あまりのアカウントのうちの9割以上は学生時代の友人、知人、先輩・後輩なのですが、体感では今も定期的に更新されているのはその内の約2割程度くらいでしょう。
「なぜトモローのタイムラインから多くのアカウントが姿を消したのか。」
あまりにも個人的で下らない問題ではありますが、今回はちょっと真面目にこの疑問について考えていこうと思います。
全てはより良いSNSライフのために。

①青春系ツイートの終わり

最初の最初にも言いましたが、自分は現在20代半ばの社会人です。
そして大学時代の自分のタイムラインを占めていた投稿の一つとして、旅行や飲み会、参加したイベントなどの感想や報告というものが挙げられます。
いわゆる、「○○楽しすぎた」系の投稿です。
そしてこの類の投稿は学生時代にその多くがリリースされ、社会人になった人々から発信されるケースが少ないというのは、想像に難くないでしょう。日々の仕事、生活のための所用、スキルアップのための勉強、そんな忙しい中で学生時代と同じペースで「○○楽しすぎた」と言える人が、果たしてどれほどいるんでしょうか…。

もちろん、社会人の生活そのものが楽しくないという訳ではないと思いますが、みんなでイベント楽しんで集合写真パシャっと撮って楽しかった~、というスタイルの楽しさとは、20代半ばになると縁遠くなっていくものですし、タイムラインが寂しくなる理由の一つとしても妥当でしょう。
まあ、本音を言えば自分抜きで楽しいイベントを開催しておいてそれを易々とツイートしてほしくはないんだよなー、という自分の願望も多分に含まれているんですが…

②ネガティブ系ツイートの終わり

しかし、Twitterでよく見られる投稿は何も「○○楽しすぎた」タイプのものだけとは限りません。あくまで個人的な感想ですが、日常生活の中で発生した愚痴や鬱憤を、ツイートするという形で発散するというタイプの投稿も非常に多くみられました。
そういったツイートが自分のタイムラインから消えたのは、希望的観測をするならば「愚痴をぶつけられる相手が新しい環境で見つかったから」ではないでしょうか。
親しい友人だからこそ話せない悩みを、少し思わせぶりな愚痴のツイートで発散する…。「就職」という環境変化によってそういった悩みから解放された、あるいはその新しい環境で悩みを相談できる相手に巡り会えた、そしてタイムラインに誰も愚痴をこぼさなくなったんだと信じたいです。ちなみに自分は相手を見つけられていないので今でも電脳空間で愚痴を吐きまくっています。助けて下さい。

愚痴

もう少し踏み込むならば、Twitterで日常に関するネガティブな事をつぶやくという事自体が、社会人と言う立場の人間にとってはあまり良くない事だと多くの人が考えており、だからこそ社会人になったアカウントはタイムラインから去っていくんじゃないかと思います。
あくまで自分の経験ですが、自分の知人・友人に関して、就職してからTwitter上でのニックネームを「誰なんだかよく分からない名前」に改めて、学校名・学部名・サークルの名前などがあったプロフィール欄も全て白紙に戻して、見る専用のアカウント、所謂「ROM専」に変わった例が多数存在しています。
たぶん、就職したことで社会的責任がより重くなり、ほんの些細なネガティブツイートでも身バレすれば自分の立場が危うくなると考えた結果、匿名性を強化するという策を多くの人が取ったんじゃないでしょうか?
社会人になってから知り合った人とSNSで繋がりたいという人もそう多くはないでしょうし、そうでない人にとってはプロフィール欄を匿名性の強いものにしてもそんなに困らないので、じゃあ安全のために…っていう事情もあって、「ROM専」にジョブチェンジするパターンも多そうですね。

③SNSの軸としてのTwitterの終わり

今までの2つの章は、事情は違えど「つぶやくことから距離を置いた」事によって、Twitterのタイムラインから姿を消した例について書いています。
しかし、「Twitterから姿を消す=SNSでの投稿から距離を置く」という式が必ずしも成立するわけではありません。何故ならば、この世界にはTwitterの他にもFacebook、Instagram、LINE、Tik Tokなどの類似SNSが山のように溢れていて、Twitterから姿を消してもそちらではバリバリの現役プレイヤーのままというパターンも多いからです。たぶん一番競合してるのはInstagramじゃないかなと思います。勘です。

上の記事によれば、2019年の20代のTwitter利用率は前年と比べて減少傾向であり、利用率そのものはまだ国内3位のInstagramよりも上回っているが、勢いでは20代の利用率が微増傾向にあるInstagramの方に軍配が上がっているそうです。
自分も一応Instagramのアカウントを持っていますが、撮影した写真を投稿するのがメインで文章は添え物、みたいなスタンスがどうも合わなくてそんなに投稿しておらず、そもそも学生時代にTwitterでイキリ倒していたのは皆が知っていたらしいし、Instagramで知り合いにフォロバされるかどうか不安でフォローという形での「知り合いの参加状況の把握」もあまり出来ていないのが正直なところです。
だから先述のサイトのようなデータと、少なすぎる自分のインスタ経験を基に語るしかないんですが、やはり自分の周りでもSNSの軸をInstagramに移している人はかなり多く、このデータ通りと言わざるを得ない状況でした。

やはり2017年の流行語大賞に「インスタ映え」が選出された辺りから、自分の周りのTwitterユーザーがInstagramへ徐々に移行し始めたという事なのかもしれません。
2017年、自分と同級生世代の多くは就活の年となりました。もしかすると、Twitterのような短文中心で即興色の強い投稿から、Instagramのような写真・画像中心で一つひとつに「作品」感のある投稿へと軸を移行する事が、社会人になっていく過程の人間にとっては「一種の成長」だったのかもしれませんね。

俺たちのTwitterはこれからだ

打ち切り漫画の捨て台詞みたいな締めくくりの章になってしまいましたが、自分はこれからも、少なくとも三十路の年まではTwitterに引きこもり続け、来るかどうかわからない「同年代の中でのTwitter再評価の波」が来る日を、クソツイ連発しながら待ちたいと思います。
でも、たまーにインスタも覗いて賑やかな気分になりたい。

今回の記事は以上です。最後までお読みいただきありがとうございます。

トモロー


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