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【Day31】服を買うときの20の質問!

ファッション大好き、
フリマアプリ1500件の取引件数をもち
(うち出品が1000件)
服のトライアンドエラーを積み重ねてきた自分が考える、
服を買うときの20の質問。

服を買うのが好きな人。
購入する服をもっと吟味したい人。
どうしても、どーーしても!服を買ってしまう人。
服の爆買いが止まらない人、
そしてそれをなんとかしたいと思っている人
最愛の服に出会いたい人に
特におすすめな内容となっています。
逆に、「服を積極的に買うこと」に「背中を押してもらいたい」人には不向きな内容となっていますので、
ご了承ください。
役に立ったら嬉しいです!

★ちなみに、20全部の項目に答えられなくても、
 自分の中に「これは必要な問いだな!」というものを
 いくつかピックアップしてもらって、
 自分に合う究極の質問リストを作り出してほしいと思っています。
 この質問たちは叩き台にすぎません。
 この質問たちと向き合っていくなかで、
 「自分にはこういう問いも必要だ!」と
 新たな発見、自己理解、自分の生活との向き合いが
 発生したら、
 それはあなたにとって、
 そして私にとってこの上なく嬉しいことです!!
 刺さる問いに出会えるように、
 色んな方向から似た質問でアプローチしています。

最後に簡潔に8の質問にしていますが、
その裏にある感覚を理解するうえで、20の質問の文章にも目を通してもらえるとより深まるかと思います!

服を買うときの20の質問

1.「安い」「お得」を理由に買っていないか?

いわゆる「値段買い」。
安さを理由に買うと、
たいてい何かを妥協していることになるので
それがじわじわ広がり手放すことにつながる。

2.元が取れるレベルで着るか?

つまり、対価を考えるということ。
私がよくやってしまうのは、
ディズニーでこの服が着たいから買う、というパターン。
(そのほか、◯◯に行くためのコーデに入れたい、
旅行にいくのに着たい)
シチュエーションを限定的にして買うアイテムは、
着回しが利かずたいてい失敗し、手放すことになる。

3.個性的すぎないか?

パワフルさを感じさせるアイテムが大好きな私は、
デザインやカラーなど、ぱっと見て華やかなアイテムを欲しくなりがち。
そのアイテムに対する第一印象や芸術性として惹かれる要素はたくさんあるのだけど、
何が残念かって、こういうアイテムって
すごく飽きやすい
あと、着回しが利かない
いつもコーデの主役にならないといけないし、
たいていこういうアイテムって合わせられるものが決まってくるから、
ワンパターンになって、飽きて、着なくなる。
一目惚れで買ったはいいものの、
早いものはそのシーズン中に2、3回着ただけで飽きてしまうし、
熱量が高かった分、冷めて1年後にそのシーズンがやってきた時には手放すことも。
「にゃんちゃんの服は1年経てばまわってくる」
と言われる最有力選手…
最近は、小物など面積の少ないもので
パワフルさや個性を出していきたいと思うようになった。

4.旅行、無人島に持って行きたいレベルで好きか?

結局、このレベルで愛せないと、
着回せないし、長くは着れない。
逆に愛されずにいつまでも出番を待っている服たちが、
我々のクローゼットには何着あるのだろう?

5.一か月に一着しか買えない場合、この服を選ぶか?

たくさんの夢と希望を与えてくれて、
何か変えたい、気分を高めたい気持ちを
一瞬で叶えてくれる服は、ついついポチるボタンを押してしまいがち。
その気持ちを抑えるために、まずは枚数的な制約を設ける。

6.これを何回我慢すれば、欲しいものが買えるか?

あなたの買いたいものは、服?
本当に欲しいものは、それ?
いま人生で一番欲しいものが、それか?
自分に問いかけると、自ずと答えが出てくるはず。
ここで我慢して、
我慢を重ねて、もっと実現したいことがあるのではないか?
家電を買うとか。車を買うとか。
旅行にいくとか。
本当にお金を使いたいことから、目を逸らさず、
惑わされないようにしよう。

7.同じような色・テイスト・役割の服は持っていないか?

買ってきてクローゼットを開けたら、
似たような色や形の服を持っていた!
これは、あるあるなのではないだろうか。
好きなものってたいてい決まっているから。
気をつけないとそういう現象が起きてしまう。
自分では違うと思っていても、
しばらく着回していると、どちらかが「やっぱりこちらはいらないな」となる。
特に「役割」に注意。
同じシーンに着る、同じような分野のアイテムが増えると、
必然的にそこには序列が発生する。
そして結果、誰かがクローゼットから追放されることになるのだ。

8.クローゼットにおいて、この服はどんな「意味」をもつか?

7のようにならないためには、
このレベルでお迎えする服を見定めたほうがいい。
たとえば、
「仕事でのテンションを爆上げしてくれるブラウス」
「柔らかい素材で歩きやすくて、仕事にも履いていけるスカート。プライベートでも活躍できるデザインでもある」
などと、自分の「生活のニーズ」を把握する。
例えばキレイめカジュアルで通勤するワーママが、
土日の子どもと公園で遊ぶためのカジュアルな服を
仕事服以上に持っていてもどう考えても出番の頻度は下がる。
それこそ、
子どもを預けて友達と都内に出てちょっとお洒落なランチをする時に着れるワンピースが、
クローゼットの中に割合として一番あったとしたら、
それは頻度と逆行していて、
新たに増やしても、どれかの出番はなくなるわけで。
着なきゃいけない服」と「着たい服
好きな服のテイスト、ジャンルニーズとして必要な場面を、よく見直す必要がある。

9.3年、5年、10年経っても必要?いつまで必要か、着られるか

そんなに長いスパンを求める必要はないと思う。
私なんかは熱しやすく冷めやすい典型例で、
とても飽きっぽいから、長くて2年着られたらいいほう。
それなら、それに見合う服の量がいい。
物を大切にする性で、長く着られるなら、
多少多く持って手入れしながら着ていくのもいい。
しかし私のような飽きやすい人間は、
短い期間だからこそたくさん持ってはいけない。
夏休みがあって気持ちが浮かれる夏は、
生地の量が少なく、単価も安いため
つい服を買いがち。
でも、全ての服を着終わらないうちに夏が終わってしまい、
翌年の夏には気分が変わっていて結局タグ付きのままだった、
というのは服を買うのが好きな自分にはありがち。
自分とモノとの賞味期限の長さで、
持つ量を決め、お迎えするか決める。

10.妥協点がないか?

妥協って、本当に不思議で。
恐ろしくて。
最初は「小さな」妥協点だったのに。
時が経てば経つほど、「大きな」妥協点となって、
いつか、それが、許せないときが絶対にくる。
だから、小さなことにもこだわってほしい。
特に小柄さんは、スカート丈のほんの数㎝で印象が大きく変わったりする。
ゆずれないところを、自分の中で明確にしてほしい。

11.これを着てどんな自分になりたいのか?

これも8同様難しいけれど、
どんな「心理」でこのアイテムが欲しいのか、
よく考えたほうがいい。
インスタライブのライバーさんへの憧れだけだったり
(冷静になれ、スペックが違う)
そのブランドで買うことが自分の中でステータスに感じているだけだったり、
服を買う心理はさまざま。
だからこそ、そのアイテムにどんな魅力を感じていて、
服を買うという「手段」の中に
自分の心理的などんな「目的」があるかは、
ふわっとしたものでもいいから、意識はしたほうがいい。

12.買ってどんな感情が欲しいのか?

これも8・11に通じる心理や環境面に通じる質問。
自分の購入心理パターンが押さえられるといい。
私の場合、GWや、この夏休みといった、
大型連休、特に終盤にさしかかると、
現実が戻ってくる不安から、服を購入する。
だからそのタイミングで出かけない、スマホを見ないようにするとか、
原因の分析から始めて、それを言語化(自分なりに書き出す)、対策を考える。
だから私の場合、たいてい
「不安を解消したい」
「なんかいい気分になりたい」
「自分に自信がほしい」
ネガ→ポジになんとか気持ちをシフトチェンジしたいという本心の表れだったりする。
でもそれは、服を買ったところで根本的な解決にならない。
その不安やネガティブな気持ちに向き合わない限り、
お金と、
その服を買って開封してタグ切って
何回か着て
手放すために出品写真撮ってその服の情報探してきてテキスト文書いて売れるまで値下げ続けて場合によっては再出品して売れたら取引相手に挨拶のメッセージ送って発送しに行って発送メッセージ送って届くまでちょっとドキドキしてドキドキしながら評価画面開いて評価して良い評価受けてやっと胸を撫で下ろす
時間が無駄になってばかりで
とても、もったいない。

13.何とどう合わせてどこに着ていくのか?

3の着回しに通じる。
あと、8の着るシーンのニーズにも通じる内容。
これが3コーデ、とか5コーデ、とか、
組めるコーデ数の最低数は人によってさまざま。
中には「1コーデでも大好きならたくさん着るし、いいじゃない!」と仰る方もいるが、
自分の場合は飽きっぽいのがわかりきっていて
たくさん失敗してきているから、だめ。
やっぱり自分の性質に合わせてこのコーデに求めるパターン数は決めていくのがいい。

14.冷静か?心情をしっかり掘り下げたか?

よくある話だが、
脳みそは夜になると疲労して正しい判断が鈍るという。
夜にしたためた文章を見て、
朝になって「何やってるんだろう!?私」
となるように。
服の購入も、同様なのではないだろうか。
今しか買えない!
ふと見たら、ラスト1点!
運命感じてポチる前に、ちょっと待て。
起きても欲しかったら、その時考えよう。
明日の朝の思考がクリアな自分は、どんなジャッジを下すのか。
そこに委ねてみてもいいんじゃない?
売り切れたら、そういう運命だったということ。
たいていこういう衝動的な気持ちは、長くは続かない。
翌朝も耐えたとして、一週間後にまだ欲しい!というアイテムは、果たしてどのくらいあることだろう。
12に通じる内容でもある。
今、自分の心のバイオリズムは上がってる?下がってる?
いったん深呼吸して、自分の状態を見つめ直してみよう。

15.冷却期間をおいたか?

14に通じる。
その日中にポチらない、という気持ち。
店頭で出会っても、今の時代あとからネットでいくらでも買える。
買えなかったら、それもそれで運命。
買えなくても、地球は滅亡しないし、あなたは死なない。
本当に大切な服と出会うための、必要なプロセスだったと思うことにしよう。

16.この服にどういう「役割」を求めているか?

7・8・13に通じる。
「20の質問って、にゃん、似たようなものを並べて数を増やしているだけじゃないか!!」
って思うかもしれない。
冒頭に書いたが、
20全部に答えなくてもいいと思っている。
似たような項目を、
違う角度からアプローチすることで、
その人に刺さる問いを投げかけたいという意図で類似項目が存在する。
「仕事でテンションを上げるために着たいんだ」
「クローゼットに特別なお出かけの服が一枚もないから、どうしても欲しいんだ」
「カジュアルなシーンで着回すんだ」
など、服に対する目的を明確にするといい。

17.生涯愛せるか?

服に対する対価を見出すことは、とても大切。
2・9に通じる。
コスパ計算するのもいい。
簡単なことで、
その服の購入価格を、着る回数で割る。
一回あたり何円になったら、その服を満足のいくまで着れたと思えるか。

18.これを我慢して、他に手に入れたいものはないか?

6に通じる内容。
ちりつも。
塵も積もれば山となる。
その服。その今のあなたの「心」。
本当に、本当に欲しいのはその「服」?
埋めたい何かの「気持ち」ではなく?
中途半端な気持ちでの購入は、
後の自分を苦しめるから。
そんな未来の苦労を見据えて。

19.今年着倒す?何年かかけてじわじわ大切に着られる?

2・9に通じる。
前述したけれど、私は明らかに前者。
後者に憧れるけど、
憧れても苦労するのは自分なので、
前者の自分とうまく付き合っていくことにフォーカスする。

20.欲しいのが値段じゃない理由で、着回しできて、自分のニーズに合っていて、なりたい自分を確実に実現させてくれて、いま冷静で、長く愛せる確信があるか?

要は、まとめです。
そんな服、なかなか無いなって
今こうやって書き出していて思った。
だから、成功する買い物ができる確率って、本当に低いんだろうなと感じた。
特に、自分みたいな爆買いするやつは。
一つ一つトライアンドエラーを経験して、
購入と、手放しと、「気持ち」と向き合って。
服で埋めようとする何かと向き合っていく覚悟が必要なのだ、と。

もっとシンプルに!8の質問にしてみた

「にゃん、これじゃあ多すぎるよ。」
「自分でいい質問を選ぶのなんて、面倒くさいよ」
というあなたのために。

もっと簡潔にしてみました!

①値段買いしていないか

②インパクト買い(個性的なもの)していないか

③着ていくシチュエーションが明確で、生活のニーズと一致しているか

④1か月に1着しか買えなかったら、この服を買うか?

⑤同じような色、テイスト、役割の服は持っていないか

⑥妥協点がないか

⑦冷却期間をおいたか

⑧元取れるレベルで着るか

服って自己表現につながるし、
自己理解が服の選択にも反映されるので、
とても奥が深いです。
服は無限の可能性をもっているがゆえに、
底知れなくて、面白いけど、
それがしんどい時もある。
楽しく服と向き合いたいし、
みなさんにもそうであってほしいという思いで、
自分のトライアンドエラーを言語化した結果、
この形になりました。

より良い「自分」を。
より「心地良さ」を。
ファッションを楽しもう!!!


今回も最後までお読みいただき、
ありがとうございました!

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