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6/14 おかしな夢②

ここ数ヶ月見る夢が、ことごとく不穏もしくは不気味なのはいったいどういうことなのだろうか。年末年始、3月に次いで多忙な5月がようやく終わり少しひと息つける時期に入ったというのに。
今回の夢をつらつらとしたためていこうと思う。

今回の夢のはじまりはタクシーの中。前後の脈絡なくいきなりである。周りの景色に見覚えはない。乗客はわたしひとり。行き先を告げた覚えもなく、自分でも目的地が分からないまま、タクシーは片側1車線の道路を進んでいく。
奇妙なほどにくねくねと湾曲した道はやがて山の中へ。前後にも、反対側の斜線にもほかの車の姿はない。タクシーの運転手との会話もない。しんと静かな空気には、しかし居心地の悪さは全くない。
左右の斜面を覆う木々の緑の色から、季節的にはちょうど今頃。わたしは後部座席から、窓の外をぼんやりと眺めている。
しばらくして、窓からの景色に変化がおきはじめた。鬱蒼とした森はいつしか姿を消し、ふるびたアパート群が延々と連なっている。ちょうど市営住宅を思わせるアパートが、思わずぎょっとするほどの密度で左右にびっしりと並んでいるのである。
ベランダの柵はもとの色が判別できないほど真っ赤に錆びつき、至る所で外れたそれがゆらゆらと頼りなげに揺れている。そうした様子や塗装が剥げた外装から、どう見ても住人がいるようには見えないのに、駐輪場にはあたらしい自転車がいくつか置かれ、複数のひとの気配がある。
まるでテレビや本で見る廃墟のようだ。いかにも何か曰くありげな、ホラーチャンネルが好みそうな雰囲気。
何故自分がこんなところに来たのか、そもそもここは何なのか。何一つ疑問が解消しないまま、タクシーはアパート群を抜けた。
―そこで、目が覚めた。

考えられる理由としては、今年に入ってからいわゆるホラー系のYouTubeチャンネルをよく見るようになったから、だろうか。ゾゾゾさんやオウマガトキFILMさんを特に好んで見ている。特にゾゾゾさんはこの8月、わたしが好きな声優さんが出演する朗読劇とのコラボが決定しており、そのうれしさも相まって何らかの影響を受けたのだろうか。

前回といい、どちらもわたしの趣味にリンクする内容なだけに心がざわざわする。
夢と人間との関連について、少し調べてみるのも良いかもしれない。

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