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たけし#6

ゾッコンだった彼(=とっぽい兄さん、まさお)は、
いつも誰か他の女の人を見つめているようで
淋しかった。

当時、アルバイト仲間でよく、みんなで集まっては、カラオケに行ったり、ボーリングしたり、飲み会をしたり、遊んでいました。
ん~✨懐かしいなあ。

みんなでワイワイお喋りしているシーンが蘇ります✨・*:..。o○☼*゚・*:..。o○☼*゚・*:..。o○☼*゚

今日の飲み会は、最近入った高校生、紗枝ちゃんも来てる。

紗枝ちゃんは小柄で美少女アイドル系のJK!

当然、この日の飲み会で、とっぽい兄さん、まさおは
紗枝ちゃんに早速チョッカイをだしはじめる。

紗枝ちゃんもそんな彼のことが最近気になってるという噂もチラホラ。

むむむ?聞き捨てならない・・・けど、
平気なフリしちゃう、しか出来ない、私。

「紗枝ちゃん彼氏とかいるの?募集中?マジで?」

「紗枝ちゃんだったら、オトコはほっとかないよ。すげーいい女だもん。」

「この中で誰がタイプ?
・・・え?俺〜?マジで!今日送ってくよ!」

と、まぁ┐(´-д-`)┌目の前で、イチャイチャと。

免疫の無かった私は、ダメージを受けまくって
ガ━━ン=͟͟͞͞(꒪ᗜ꒪ ‧̣̥̇)ガックシ

(TAT)ヽ(-u-`) 凹むわ、切ないわ。

それでいて当時の私は、
その気持ちを微塵も出さない、
意地でも出さない、
鉄仮面少女だったから、これまた厄介だ。

「ワタシ?ぜーんぜん、平気よ!そんなの何とも思わないわ!」
とゆー、\イミワカンナイ!/抵抗が
鉄仮面少女に、更に輪をかける。

その全容を長テーブルの一番遠い席から見ていたのが・・・

そう、

たけし君!!

私の、一瞬だけ曇らせた表情を、
逃さずキャッチしていたのだろうか。
え?それともテレパシー?

たけし君が一言!

「おい!ジョー、なーにシケた顔してんだ!オラ」

な、なによ!べ、別に?( *¯ ³¯*)ほっといてよ!

私なら全然平気なんだから!(」・ω・)」(/・ω・)/(」・ω・)」(/・ω・)/(」・ω・)」(/・ω・)/ヘイキデス。

「ジョー!この前よ〜、店に来た男らはどうした?花火大会誘われてんだろ?」

な、な、(⌒-⌒; )そんなこと、あったっけ?
てか盛ってないか?よく憶えてるなー。

「・・・ったく!!
お前のどこがいーんだか知らんけど。
ジョーはモテるなー。ヒュー(*σ´³`)σヒューヒュー」

それを耳にした彼(=とっぽい兄さん、まさお)は、
聞き捨てならない様子で、コチラに耳を傾けてきています。

続けて、たけし君は

「でもジョーは、まさおとラブラブだもんなー!
まさおはジョーにゾッコンだからなー。
コノヤロー(*´³`)σ熱いぜ!」

「え?そうなんですか?ジョーさんと?
紗枝、全然知らなかったですぅ(._.`)💔
なぁんだ〜⤵︎⤵︎⤵︎そーだんたんだー。」

「・・・でもまいっかー!そーゆーことなら、紗枝、応援します!お幸せに~( ´ ▽ ` )ノ✨」
(紗枝ちゃん、切り替え早っ!さすが!)

「残念だったなー、紗枝!じゃー、紗枝ちゃんは俺と今度デートするか?」と、たけし君。

「紗枝、ちょっと・・・たけしさんはゴメンなさい、、、大丈夫です(;・∀・)」

あの時、私はホントに切なくて、
うつむいてしまっていて。
ショックが隠しきれないでいたんでしょうね(笑)

当時は、勝手にひとりぼっちになって
殻に閉じこもってしまいがちな私でした。

ホントは泣きそうなのに、
一生懸命平然としてガマンしてしまう。

あの時とっさに、あんな風に、たけし君にフォローしてもらえて、嬉しかった!
涙が出そうなくらい、感激しちゃいました。

あのシーンは、今思い出しても、
じんわり涙が ゥゥ。・(つд`。)・。

若い頃って、なかなか振り向かない彼の事が
好きになるんですね。

ままならない人に惹かれる。

どうにもならない人に惹かれるんですね。

みんながみんなではないけれど、
少なくとも私は、そうでした(^^)

学生時代の友達っていうと、
同性の事が思い浮かぶかもしれないけど、
異性の友達もいましたよね!

今、思うと飛びっきり良い相手だったんだけど、
意外とそういう人とは、結婚しないものなんですよね。

気づいたら長いこと続いている、
そんな異性の友達。かけがえのない存在。
そう・・・いってみれば、ツインレイ✨とでもいうのかな。

あなたにも、そんな存在いますか?

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