まさお#7
共働きで家事と仕事を両立。
フルタイムで月〜金、通勤往復2時間半。
23歳という若さでも、心身共にいつも気を張りながら、やっとの思いで過ごす毎日。
そうはいっても、大恋愛を経てのゴールイン!
皆から祝福されて、幸せ絶頂の結婚をしたわけで。
だ~ったら、ガンバらなくっちゃ!
ガンバって、幸せな家庭生活を送らなきゃ!
完璧な奥さんにならなくちゃ!
がんばらなくっちゃーぁ、がんばらなくっちゃー、がんばらなくっちゃー🎶
byピンポンパン体操🎶←昭和過ぎて、わかんないか?
当時の私には「妻、女性たるもの、こうあるべき像」が強すぎて、まるで、鉄人280号ぐらいの鎧と鉄仮面を被って防備しているような状態だったんでしょうねー。
私の理想は、母。
太陽みたいなお母さん、献身的な妻。
そもそも、お家で縫い物したり、お料理したりするのが好きなので、勿論いつも楽しく過ごしていたのも事実です😊充実した幸せな日々を送っていましたよ~✨
夫の帰りが遅い事が多いので、夕飯の下ごしらえだけしておく事が日課だったかな。
家事を一通り済ませ、夜はゆっくり過ごすひとりの時間がありました。
パッチワークをしたり、小さなテディベアのぬいぐるみなんて、30体ぐらい作っちゃったりしてね。
木材でインテリア小物を作ったりして過ごしていました。
なんて❣️メルヘン(笑)
夫が、しばらく待っても帰らない時は、もう一度、火をかけてからお皿に盛り付け、ラップをしておきました。
用意していた食事に、手をつけてても、つけてなくても、私は何も気にせず、スルーしていました。
何も言わずに、毎晩、毎晩、愉しく作るようにしていました。
お家に手作りのご飯が用意されていても、
夫はその横で、平然と買ってきたお弁当やカップ麺を嬉しそうに食べています。
本人の自由だし、それが美味しいなら、好きなものを食べれば、、、ま、いーのかな・・・なんて。
物分かり良いオンナになろうとしてたのかな。
献身的に尽くすオンナを、ガンバって継続していたのかな。
それって実は、、、、
相手の為というより、自分の(気が済む)為?だったのかも知れませんね。
そのうち、夕飯を作らない事も自分に負けるような気がしちゃって。意地になって作ってたのかも!
可愛くないオンナ❣️
ただ、手を付けてないお皿を片付けてる時は、
胸にポッカリ穴があいたようで、涙がポロポロ・・・ポロポロ・・・。
ある休日。
私は近所のコンビニへ行きました。
そこのコンビニのおじさんは、元気で明るく、いつも親切!時々、夫婦で寄っていた事もあり、私達が夫婦だってこともご存知だったんでしょうね。
「お!いらっしゃい!いつもありがとうございます!はい、お釣りです!毎度〜✨」
そして、コンビニのおじさんからの
衝撃の一言が!!
**「奥さん、たまには、旦那さんにご飯作ってやってね!旦那さん毎日毎日、遅くまで働いて、弁当やカップラーメンで、大変みたいだから。」 **
・・・・・・・・・。
**言葉が出てこなかった。
あまりにショックすぎて。
アタマが真っ白になって( ゚д゚)何も言えなくなる私。 **
今なら「あたし、毎日作ってるわよー!好きでカップラーメンやお弁当買ってるだけじゃない?やだ~もぉ、おじさんたら!!」
´∀`)=⊃)`Д゚);、;'.ビシッバシッとかって、軽く笑い飛ばせるんだけどね(笑)
**何が1番ショックだったんだろう。 **
プライドを傷つけられたこと?
毎晩ご飯作ってるのに、コンビニのおじさんにあんな言われ方をしたのがショックだった?
いえ、それも確かにショックだけど、
**それよりも・・・、 **
**守ってもらえてないこと、疎外感、孤独感、みたいなもの、、、がショックだったのかな。 **
愕然として、家に帰りついたのを覚えています。
さすがに私は、その日コンビニでの出来事を夫に伝えてみた。
すると、
「あー、俺、あのコンビニのおじさんに気に入られてさ。よく話してるんだよね。それが何?」
・・・って、
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
そ、それ、余計ショック倍増じゃん(笑)
そんなこんなで、┐(´∀`)┌ヤレヤレ!! いちいち、気にしてても心身もたない!だから、あんまり気にせず、私もひとり時間やアフター5を満喫して、愉しく過ごすようにしていました!
日曜日は芝居の稽古に通ったりして、愉しい新生活を贈ってました❣️😊
色々な事に思い悩んだりもしたけれど、
夫とも友達とも沢山遊んで、
好きなことに打ち込んでたあの頃。
今となっては、充実した思い出深い1ページです!
人生は緻密な構成で組み込まれた小説のよう。
さぁ✨これから、どんなストーリーが繰り広げられるのか!
どんな人生をあゆんでゆくのか、待ち遠しいですね!
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