見出し画像

無人販売店

 職場の近くに無人の弁当販売店がある。種類が豊富なうえに味がよく、値段も手頃なのでよく利用させてもらっている。

午前11時半ごろになると、弁当の大半は売り切れ

 店内は無人なので、会計時には代金を所定の料金箱に入れることになっている。

料金箱と両替機

 また、料金箱の近くには数百円分の10円玉が用意されており、釣り銭が必要な場合にはここから取ればいいのだ。

釣り専用の10円玉

 もし、誰か一人でも悪意に満ちた利用者がいたら、店を存続することは難しくなるだろう。性善説のもとに成り立っている商売なのだ。

 ・・・店内にはこんな張り紙もあった。

店内の張り紙

   お困りの方へ

人間万事塞翁が馬

お食事に困ってしまう時もあるでしょう。そんな際はお好きなものを1食分お持ちください。

当店の弁当を食べて元気を取り戻し頑張ってください。次回の来店時にお持ちいただいた分をお支払いいただければ幸いです。

あまりにもお持ちになられる数が多い場合、店がつぶれてしまいますので、本当にお困りの方のみお持ち帰りください。

 ・・・こういう店が潰れずに、存続することを願いたい。
 その前に、1日の食事にも困っているような人をなくすことのほうが先なのかもしれないが。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?