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ミニチュア郷土玩具職人が星野リゾート青森屋へ行ってきた話

2月の初旬に青森県八戸にある星野リゾート青森屋へ行ってきました。天気は雪・雪・雪の2泊3日。

青森県の総合テーマパークのような施設です。特にねぶた推し。

ねぶたって、灯籠のこと。形態も多種多様でねぷたやねふたとも呼ばれてる。漢字だと佞武多と出てくる。カッコいい。

青森屋敷地内のライトアップ。
館内から歩いて10-15分。


遊びの中心地のじゃわめく広場に、季節限定で「福ガチャ」があった。

1回1000円。高いのか安いのかわからない値段設定。
八幡馬の赤黒、鳩笛2種類、うさぎのお面をかぶった金魚ねぶた

ガラスケースの中の郷土玩具を見た感想は、
デカい。

いつも指先に乗るサイズのミニチュア郷土玩具を作ってるせいか、巨人郷土玩具に見える。また、鳩(鳩笛)が馬(八幡馬)よりかなりでかい。

鳩か馬が欲しい!
できれば、馬!
できるだけ小さめの郷土玩具が欲しい!

と思い2回、回した。
赤と黒の八幡馬が当たった。

嬉しい。

近くにいたカップルも八幡馬の赤と黒が出たらしく、「すごいね、運命だね!」と話してた。ニヤリとしてしまったよ。たまに耳にするほのぼのカップル会話は、付き合いたてだから?このカップルの性格?

この2人はペアリングのようにお揃いで八幡馬をお互い持って帰るのかしら。
別れたらメルカリで売られていくのかな…いつまでも八幡馬ペアで居られるように別れないで欲しい!と想像を巡らせた。

でも、この八幡馬は、実は黒と赤のセットはカップル馬ではなく親子馬。

親馬の目が怒ってる!
部屋にあった八幡馬は黒が大きい親、赤が小さい子馬。


八幡馬は日本3大駒の1つで、残りは宮城の木下駒、福島の三春駒。八幡馬だけが「馬」で、他は「駒」(←子馬を示す漢字)

八幡馬の起源は一説では流鏑馬を見た職人が作ったのが始まりのようだ。八戸の櫛引八幡宮で売られてる馬の木彫りから八幡馬。

そう、八幡馬はここ八戸の郷土玩具なのだ。そのため、青森屋は八幡馬推しで、施設内に「八幡馬回廊」があったり、八幡馬という名前のラウンジがあった。

ちなみに、バイキングで馬肉はなかった。

八幡馬回廊。
マグロ、雪だるまなどのねぶたも。
かわいいフォルム。
消火器も八幡馬。

ところで、福ガチャで当たらなかった鳩笛。これもよく青森土産で紹介されてる郷土玩具だけれど、なぜ、鳩?

滞在中、一度も見なかったけれど。鳩。

鳩笛は弘前の土産下川原焼土人形。
なぜ鳩なのか調べると、

「鳩胸」ということばに結び付けて、幼児が食事のときに胸につかえないようにと、食膳に飾られていた。郷土玩具として各地に現存。青森県産のものは、鳩笛を吹けば乳幼児の虫封じに効くといわれてきた。
コトバンクより

鳩胸からか。

青森に鳩が多いからではなく、各地にある郷土玩具みたい。

全国の鳩笛を集めてみるのも楽しそう。
ただ、やはり本物郷土玩具はでかい。
私の場合は、全国の鳩笛ミニチュア郷土玩具作りをしてしまうことだろう。

八幡馬もミニチュア作りたいけど、木彫りの郷土玩具は、樹脂粘土で再現することが難しい。これがクリアできればもっといろんなミニチュア郷土玩具作れるのに…と考える。

旅の思い出の残し方。日記や写真、いろいろあるけれど、青森旅行の記念に、何かしら郷土玩具を作ろうと決めた!がんばろ。

おすすめ土産は
チョコレートがけの南部せんべい

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