見出し画像

3月・4月のミニチュア郷土玩具「近江だるま」「だるま抱き猫」「願掛けなまず」「会津の天神様」

2022年の目標「月1でミニチュア郷土玩具の新作を作りminneで売る!」を達成すべく、いろいろ作っています。

近江だるま「男だるま」

滋賀県能登川の郷土玩具である近江だるまをミニチュアにしました。男だるまの他にも女だるま、姫だるまがあるのですが、制作時はそれを知らず…とりあえず困った表情が印象的な男だるまのみ販売中。いつか3体セットも作ってみたいです。

モデルとなっている近江だるまは伝統が途切れてしまった期間もあったようですが、今は保存会もあり地元で愛されている郷土玩具です。
<参考>近江だるま保存会の皆さん(HIGASHIONISM)

ちなみに今回、「大津絵」を調べていたときに近江だるまを見つけました。

大津絵は江戸時代に大量生産されていた土産用の絵です。絵画(美術品)というよりは今でいうイラスト寄り、ご当地ゆるキャラグッズみたいな扱いだったのかなと思います。

ゆるくないですか?大津絵。

<参考>東京のステーションギャラリー「もうひとつの江戸絵画」

この展示は結局見に行けなかったのですが、大津絵を気になって調べていたところ、近江だるまに出会えました。ラッキー。

近江だるまも大津絵もゆるい感じなので、当時の滋賀県はゆるキャラの聖地だったのかもしれません。

だるま抱き猫(猫だるま)

どこの郷土玩具かと聞かれると、どこだろう?
モデルはどれ?と聞かれると困る「だるま抱き猫」ですが、一応、江戸張り子がモデルとなっているので東京の郷土玩具がモデルのミニチュアです。

だるまと猫の組み合わせは多いような気がします。

指乗り会津の天神様

全国各地にある天神人形の中でも優しそうな顔つきが印象的な会津地方の天神様のミニチュアです。黒べこに乗っています。

大津絵に引き続き…「ゆるい」感じが好きです。

会津の天神様は、赤べこ、起き上がり小法師と合わせて「会津の神3(スリー)」と呼んでいるぐらい好きな郷土玩具です。敷いている布は本物の会津木綿です。minneで出品している作品写真は黄色の布ですが、在庫がなくなり次第、ちがう会津木綿の柄&色になります。

ミニチュアのモデルとなっているのは、会津若松の郷土玩具の天神様です。400年前ぐらいからあるもので、天神信仰(菅原道真)から作られている郷土玩具で
学問の神様のような扱いで子供に送られている飾り物とのことです。

会津若松の美味しいお土産で「会津の天神さま」というお菓子もあります。会津若松エリアは本当にいろいろ可愛いものが溢れているので、街並みごとミニチュアにしたいなーと思っています。


願掛けなまず

伊勢の郷土玩具「願掛けなまず」のファミリーセット(3匹)と親子セット(2匹)を作りました。なまずだけではカラフルさに欠けるのでミニだるまも付けています。一緒に飾ると赤と黒で映えます。

乗せてみてもかわいい。

お礼のカードもなまず仕様

モデルとなっているなまずの郷土玩具は三重県の大村神社のお守りです。大村神社は土地の鎮めの「要石」がありこれが地震を起こす大なまずをしっかりと抑えている言い伝えから、地震除災願いを込めて作られたようです。

minne販売ページはこちらから↓

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?