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【養成所】 花柄少女踊るように歩く少女いとおしい

 命を燃やして、君は旅立った。同じだけ燃やして、胸にしまった。

 巡る季節の合間を縫って、離れ離れに慣れてしまって、君のことも忘れてしまった、僕を見たら笑ってしまうかな。



愛すべき同期たち

 サナ発動・川久保さんに、小林くんって本当に学生時代浮いてたの?と聞かれる。どうしてですか、と返すと、俺が同じクラスだったら絶対仲良くなりたかったから、と言われる。浮いちゃったのそのクラスだけだよ、変なクラスだね、とも言われる。人生においてそんな優しいことを言われたことなかったので、思わず泣いてしまいそうになる。情けないぜ。

 清廉潔白・増永さんとアルバイトの話をする。増永さんはバイト先に馴染めていなくて、何も言っていないのにこの春でバイト先を卒業すると思われて、寄せ書きを書かれていたらしい。不憫だけど、声を上げて笑ってしまった。しかし改めて考えても、清廉潔白というコンビ名はかっこいい。

 ストレートマニンゲン・弾という男は、噛めば噛むほど味がする男である。先日は、最近note書いてないの?と言われて、いやあ書けてないんスよ、と返すと、この前、俺のことが書いてあって嬉しかった(意訳)と伝えられた。もっと書こうと思った。この男はアニメの主人公みたいな声をしていて、歌が上手い。そして店員さんへの注文の仕方が、カッコいい。

 


三月ライブ

 三月のライブがありました。観に来てくださった皆様、関係者・スタッフの皆様、本当にありがとうございました!

 我々、ミズーリはトップバッターでネタをやりました。トップバッターでネタをやるのは初めてだったので、“ライブの香盤の一番目”という特別な緊張感を感じられて、良い意味でヒリヒリしました。

 たくさんの荷物を持って帰宅する。家に帰って泥のように眠り込む。養成所生が、赤ちゃんの次によく眠る生き物ということはよく知られている。

 演劇部の頃の先輩たちがたくさん観に来てくださったのが、本当に嬉しかった。舞台に立ってる人を観ると自分も頑張ろうと思える、と言ってもらえて嬉しかった。両親も観に来てくれて、養成所の皆さんで食べて、と言われてクッキーの詰め合わせを貰ったけど、家に帰って一人で食べ尽くした。



それから

 まだ全ての日程が終わったわけじゃないけど、この養成所に入ってよかったなあ、と感じる毎日です。秋が終わるくらいまでは、正直つらいことばかりで辞めようかと思ったことも何度かあったけど、続けてきてよかったです。

 終わりが見えてくると、何事も悲しい気持ちになる。辞めてゆく同期が増えているし、今後についても真剣に考えていかないといけない。いつまでも、コーンフレークを買いすぎて家賃が払えなくなっている話をしているようでは、いけない。






小林優希


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