電子書籍カタログの作り直し、っていうか廃止したい
ぴよまるソフトウェアの電子書籍も87冊にも達し、とても選べないので、「電子書籍のカタログがないか?」と言われたので突貫工事で作成しました。が……
本が多すぎて選べないと言われた件
個人で作った電子書籍の冊数が増えたので選びきれない、などと言われた個人が世界のどこに存在するものだろうか。とにかく前例がありません。
出版社ならぬ、出版する個人だから「出版者」か。
なんだろう、不審者みたいだ、出版者。
前例もないし、だいたい「カタログって何?」という定義から始めなくてはなりません。
何のために、カタログがあるといいのか?
どういう目的を果たすカタログがあるべきなのか?
うん、わかんね。
仕方ないので、書店でカリスマ店員がすすめるような、「こういう人にはこういう本がいいよ!」的なものを作成。気づいたら、100ページも作り込んでいました。
「コンパクトな本を作れない呪い」でもかかっているのかもしれません。
作ったカタログが機能していないっぽい件
ところが、今ひとつこれが有効に機能していないようです。カタログを出したことで、より混乱を生んでいるらしいのです。
どこで間違ったのだろうか?
用途別におすすめの本を紹介すると言った構成にしてみたのですが、どうもうまく機能していない。由々しき事態であります。
だいたい、「バケラッタ」と言われてもその内容は理解できません。その「バケラッタ」という言葉から想起されるイメージの範囲内で考えるしかありません。
「カタログ」と言われて、「読み物」を用意してしまったのがまずかったかもしれません。
情報量を減らす方向に留意すべきだったのかも? というのが現在の仮説です。
カレーの辛さの一覧表みたいなカタログ
カレーライスのルーの箱には、おおよその辛さのランクの一覧表が載っていて、ブランド名がバラバラの「ジャワカレー」と「バーモントカレー」と「こくまろカレー」のうち、どれを選んでいいかが、実際の「辛さ」に着目した図にまとめられています。
これが登場したときにはとても感動しました(元からあったのに気づいただけかも)。
カレールーの辛さを示す図のように、どのあたりの辛さなのか、という相対的な辛さ=難しさなどを示すべきであったかもしれません。
それは、ちょうど家電製品のカタログのようなものかもしれません。家電カタログは、子供の頃からお店で集めてはワクワクしながら何回も読んでいました。
いろいろ検討してみた結果、家電製品のカタログみたいに情報量を減らして、どれを選ぶべきかのアクションを行いやすくする、という方向で作りなおすべきなんでしょう。
情報量を減らす
客観的な情報を整理して掲載する
ちょっとだけポエミーな紹介文でまとめる
これをさらにすすめると、カタログがないと選べない紹介文そのものに問題があるのでは? ということにもなりました。
カタログを削除して、もっと選びやすい(わざわざカタログをダウンロードして読まないと選べないというのはどうかと)紹介文を用意するのがよいのでしょう。
eBook Storeのヘッダー画像を本記事のヘッダー画像みたいなものに差し替えて、全ラインナップの構成を把握しやすいようにしてみました。
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