自宅謹慎中の記録 Sep. 10

先週の金曜日、事業部長に呼び出され、自宅謹慎を命じられました。
会社のインフラであるメールを用いて、多くの社員に情報をばら撒いたことを咎められた訳ですが、社長や役員がそれをしても問題なくて、一般社員が逆のことをしたら「謹慎」ってなんか変だと思っています。

ここに上司に命じられて作成した文書をそのまま掲載しようかとも考えましたが、流石に大人気ないので文中に記載した表の部分だけ引用しようと思います。

読者の方にも何となくお判りいただけるかと思いますが、旧態依然と言いますか、体育会気質と言いますか、日大アメフト部やボクシング協会などと同じ様に、大きな組織はトップが腐敗すると組織全体が腐敗する、ということです。

何はともあれ、とりあえず今日やるべき事は出来たので、後半は全く違う話題、テニスについて書こうと思います。
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昨日行われた女子決勝は、国内のニュースでも大きく取り上げられていましたが、予想通り「セリーナは女王らしくない」とか「大坂の謙虚さに心を打たれた」などの浅いコメントが多かった様に思います。
セリーナが暴言を吐いた代償は、1万7千ドルという事になりました。次に大坂と対戦する際にどの様なプレーを見せるのか、今後も注目したいと思います。

そして本日は全米オープン最終日、男子シングルスの決勝が行われ、N. ジョコビッチがJ. M. デルポトロを6-4,7-6,6-3のストレートで下し、四大大会14度目の優勝を飾りました。

個人的には昨日の少しモヤモヤのち涙、の展開よりも、メンタルが落ちそうになるのを必死に食い止めて、最後までファイトし続けたデルポトロが、試合後ベンチで人目もはばからず泣いている様の方が、ずっと心に響きました。

テニスファンならご存知の方も多いと思いますが、デルポトロは恵まれた体系とフラット系のフォアハンドを武器に、2009年二十歳の若さで全米を制した強者です。そのままランキング1位まで行くのではと目されていましたが、何度も手首に怪我を負い、2016年ようやく本格的に復帰することができた苦労人です。

今日の試合のジョコビッチは圧巻でした。デルポトが放つ強烈なサーブやストロークを受け、左右に振られてもバランスを崩す事はほとんどありませんでした。
解説の松岡修造さんが言っていた様に、今日のジョコビッチは常に何をして来るのか判らない、非常に高い順応性を備えたテニスをしていた様に思います。ジョコビッチも長い期間、怪我とメンタル的な不調に苦しんでいましたが、彼自身のテニスを進化させ、より強い王者となって帰ってきたという印象でした。

対するデルポトロにとっては、相当きつい試合であったものと推測します。
いくらハードヒットしても的確にコースを判断し、しつこく返球するジョコビッチ。デルポトロはアルゼンチンの応援を一身に受け、足腰がふらふらになりながらもファイトしていました。昨日の女子の決勝よりもずっと素晴らしい試合だったと思います。

インターネットの出現と普及により、スポーツの進化もインターネット同様、指数関数的にスピードアップしている印象です。
今週末晴れるかな。早くラケットが握りたくなってきました。

2019年はフリーターとしてスタートしました。 サポートしていただけたら、急いで起業します。