仕事はどうやって引き継ぐのが良いかを考えてみた
2016年4月を起点に考えてみると、①開発管理、プロマネ業務 ②HW, FWの設計変更担当 ③カスタマーサポート ④新規事業開拓 と4つの部署を転々として来ました。
新しい事が好き(好奇心が年齢の割には旺盛)で、その代わり飽きっぽいところがある人間ですので、どんな部門に配属されても、ある程度楽しい要素は見つけられると思ってはいるのですが、今年度の下半期からまた①の業務に戻るよう言われたことに少し腹を立てまして、多くの方に配信されたメールに対してリプライする行為をとった結果、「しばらく出社しないでいいよ」と言われてしまった訳です。
さて、愚痴はこのくらいにして、そこそこ大きな企業に入ると「部署異動」はある意味避けられない試練のように思えます。
今回は、「業務はどのように引き継げば良いのか」を考えてみます。
結論から言うと、業務の引き継ぎは一種の「自己破壊」です。
「業務」とは何かと言えば、単純な繰り返しが多い「作業」と、創意工夫することなしでは進まない「仕事」に分ける事ができます。単純な「作業」は、引き継ぐ際のハードルも低いです。
問題は「仕事」をどの様に引き継ぐか、です。
「仕事」において創意工夫が行えるのは①やり方 ②人間関係 ③考え方 の3つがあります。
①やり方
これについてはOJT(On the Job Training)、実際に業務を行う中で先輩
が後輩に教えていく方法を用いるのが一般的でしょうか。教える行為を
通して、教育者も成長するものなので好奇心がある後輩には惜しみなく、
教えて行くのが良いでしょう。
②人間関係
少し大げさかも知れませんが、人は独りでは生きて行けない生物です。
「仕事」のほとんどは自分独りで行えるわけではないので、信頼している
協力者が誰なのか、どの様にアプローチすれば良いのか、などを伝えて
おけると良いのではないでしょうか。
③考え方
考え方は本当に色々あって、最近よく耳にする「デザイン思考」であった
り、「ロジカルシンキング」「クリティカル〜」「ラテラル〜」などが挙
げられます。仕事の種類によって、使える・参考にできる考え方は異なり
ますが、時々自分はどの様な考え方をしているのか、振り返るのも良いと
思います。
これら3つの切り口で、自分がどの様に「仕事」を進めているかを考えておくと、業務を構成する要素毎に、「対外折衝は○○さんに」、「この会議のファシリテートは△△さんに」、「回路のレビューは□□さんに」と言った具合に振り分け易くなるものです。
最後にもう一点だけアドバイスを。
インターネットの出現と普及により、「情報の旬」はもの凄く短く、刹那的になって来ました。昨日まで有用だった情報も、今日になったら誰でも知っている情報になり得る時代です。なので、いくら有用な情報であっても出し惜しみなんかするよりも、進んで他者に与え続けた方が信用を獲得でき、「徳」が得られ、長期的にみたら「お得」です。
やや取り留めのない話になりましたが、今日はこの辺で。
2019年はフリーターとしてスタートしました。 サポートしていただけたら、急いで起業します。