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布帛・ニット・カットについて

こんにちは
まず、少し視点をかえての基本の基本です。

お店に並ぶ商品のたぶん95%以上が「布帛」・「ニット」・「カット」このいずれかです。
(雑貨・アクセ関係は除いて)
これにレザーを加えればば99%くらいになります。
が、布帛・ニット・カットといっても意外と学ぶ機会はありません。
また見分け方はほぼ教わりません。

理由は

・つくり手側からみた区別
・接客時触れることまずなし
・基本すぎる

とかだと思いますが、この先の色んなことを
理解するために本当は必須です。

ホントにザックリいってしまうと

服の布地(生地)がどういうつくり方でできているかという区別です。

布帛)

織物です。織機で並べた縦糸に横糸を規則的に交差させて安定した布地にしたものです。

裁断、縫製して服のカタチにします。

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スーツ服地は布帛の代表。

ニット)

編み物です。一本の糸を規則的なループをつくって編み込んで布地(というか編み地とよびます)にしたものです。
直接服のカタチにする場合もあります。伸び縮みします。

ほぼ横編み機で編んだもののことです。

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セーターと呼ばれるものが代表例(画像はシェットランドセーター)

カットソー)

編み物です。ニットとのちがいは丸編み機で編むこと。
裁断、縫製してカタチにすることです。(カットアンドソー)

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いわゆるteeシャツ関係全般です。

*ここで詳しい定義はいらないと思うので、正確な定義はそれぞれ調べてください。
*話がややこしくなるのでたて編みは無視します

大事なポイント)

・服の布地(生地)は織物か編み物かどっちかでできてる

一見、よくわかんないようなモノでもほぼどっちかです。
それ以外は不織布(フェルトとか一部のマジのホームスパンとか)かレザーくらいです。
なので、

・アイテムは関係ないです

JKTでもパンツでもトップスでも、布帛、ニット、カットのものがそれぞれあります。

・素材も関係ないです。

ウール、コットン、リネン、エステル、ナイロンなんでもあります。

つまり、

「布帛」・「ニット」・「カット」というのは布地(生地)のつくり方でアイテムがなにとか素材がなにとか関係ない


ということがわかっていただければOKです。

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