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布帛・織物の色々 補足


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これはなんの組織でしょう?

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アベノマスクです。届きました。
ガーゼ素材です。平織り綿織物。布帛です。
粗めの平織り組織で通気性、吸湿性に優れてます。
今の状況でガーゼ素材では頼りないので、折りたたんだ上に4重ぐらいにしてあるので結構ぶ厚いです。

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これはなんでしょう?

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会社がくれたマスクです。
不織布です。これが織物でも編み物でもない
テキスタイルの一つです。
原料の繊維を直接絡ませてつくります。
洋服のテキスタイルは織物、編み物と不織布とレザー・ファーでほぼ全部といってもいいくらいです。

服飾用の不織布はフェルト、ホームスパンくらいで今はまともに使われることはほぼないです。
秋冬のフェルトハットくらい?です。

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(フェルトハット)

レザーはもちろん動物の革でファーは動物の毛皮です。以外全部、織物か編み物です。

あるあるですが織物も編み物も古代エジプトの壁画に記録があるらしいです。(だいたいのものはエジプトの壁画に記録ありますね)
4千年間くらいずーっと世界中の衣服のテキスタイルはこの二つのつくり方らしいです。
(レザー、ファーはもっと昔から利用)

原料の素材や技術、機械はここ200年くらいで圧倒的に進化しましたが
相変わらず、衣服のテキスタイルは
布帛かニット(編み物全般の意味)かでできてます。

織物、編み物、とレザーがわかってしまえば
全部わかったといってもいいくらいです。

次は編み物についてです。

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