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【29歳男性育休】今日から6ヵ月間の育休生活をまとめたBook『男性育休Book - Paternity leave -』(仮称)の下書きを投稿代わりにします!!         《 どうやって育休を取ればいい?(相談するタイミング・手続き・周囲への報告) 》

 法律や制度的には取りやすい環境に変わってきていたり、権利として取得できるのは知ってはいるけれど、職場の雰囲気や仕事の内容、代替要員が確保できるかなどで “取りたいけど、取れない” 人が大多数だと思います。
 僕自身は、非常に恵まれた職場環境と時代のタイミング、出産予定日が4月上旬だったことで、代替要員が見つかりやすい時期など、多くの好条件が重なって取得するハードルがグッと下がりました。
 いちばん大きな要因は、やはり “職場の理解と雰囲気” であることは、これからどれだけ法改正や制度が充実しても変わることはないと思います。僕自身も、かなり早い段階から周知や準備を進めていたので、それをひとつの例として紹介しておきます。


 Q.それぞれに相談するタイミングって?

 結論から先に書くと流れは、学年主任(直属の上司)→ 校長 → 教頭 → 教務 → 学年の先生 → 全体 の順番がいいと思います。理由は、一番最初に校長ではなくて、学年主任に相談するのは、味方になってくれると最も心強い人からです。校長へ相談しに行く時にも、一緒に来てくれることもできます。難色を示す校長であっても、パイプ役になってくれるはずです。校長の後に教頭なのは、校長の許可が取れれば、従うしかないからです。その次に教務なのは、実務面での相談やサポートを受けやすいからです。


 ここからは相談するタイミングです。奥さんの妊娠が分かったのが8月でした。そこから安定期に入るまでは相談は控えました。(赤ちゃんを授かるのは、確率的には非常に低いので、ある程度確定するまでは報告しませんでした。)10月下旬頃に産婦人科で安定期に入ったことが確認された瞬間に、まずが学年主任に相談しました。妊娠の報告と “育休を取りたい” という意志をきちんと伝えることが大切です。僕の学年主任は『全然取りなよ!』って感じで大歓迎スタイルでしたが、人によっては難色を示す人もいるかもしれないので、パーソナリティをよく研究しておいて、言うタイミングや場合によっては管理職がいるところで相談するのもありかもしれません。
 その後、校長に妊娠の報告と“育休を取りたい” という意志を伝えます。幸い、当時の校長が今年度で退職であることもあって、半分関係ないというのと、去り際に願いを叶えてあげるという絶妙に良いタイミングであることを知っていたので、間違いなくOKを出してもらえると思っていました。仮に次の校長が難色を示したとしても、手続き的にはすでに進んでいるので、スムーズにいきました。(次の校長は女性の方だったので、むしろ大歓迎されました 笑 )
 次に教頭先生や教務主任にも報告しておいた方がいいです。校長と同じタイミングがベストかもしれませんが、僕は時間を空けました。教頭先生には1月上旬、理由は、教頭先生が実質的に窓口になります。育休の手続き(書類作成)や代替先生の最新情報なども集まってきます。いちばん嫌なのは、代替の先生が見つからないパターンなので、早めに自分でも候補を探しておきます。年度始まり周辺だと、人材が残っているのでかなりの確率で見つかりますが、2学期以降だと厳しいのが実情です。
 教務主任には2月上旬にしました。理由は、来年度の教育課程を考え始めたり、資料を作成するのがこの時期だからです。教務主任は英語で『カリキュラム・コーディネーター』と言われているほどですから、年間行事計画や授業の持ち時間、学年配置など、学校運営の基盤を実質的にコントロールしています。そのために、あらかじめ抜けることを想定して考えてもらうことで、校務分掌の引継ぎや細かいアドバイスをもらえることが多くなります。
 そして学年の先生方には新年度になってから報告をしました。新しい学年スタッフになったところで、子どもが生まれる報告と育休を取ることを伝えました。4月のはじめに不在になることが分かると、学年の先生方もいろいろと考えてくれます。


 意外と忘れがちなのが、事務室への相談です。結構重要です!提出しなければならない書類もありますし、独自の財テクを知っている事務の方もいるので、期待以上に有益な情報を得られることが多いです。特に事務室の方は、なかなか直接的に先生方に必要とされる機会が多くないので、折り入って相談しに行くと、親身になって相談にのってくれます。タイミングとしては、最低でも育休取得する3ヵ月前には相談しておきたいところです。日頃から事務室の方と仲良くしておくのは、育休の取得だけでなく、授業の面でもかなり助けてもらえます。財政のプロなので、色々と育休での手続きや知らない情報を教えてくれます。別の章でお金についても詳しく書きます。

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