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笑えないジョーク

始めてよしもと劇場に行ったのは去年の正月公演

領土問題で街宣車に追いかけ回されている芸人さんのステージだった

突如マイクを握りしめて全く笑えない私たち家族の前に来て

たった一人の客でもソニーのマイクの前で話すと言い放っていた

背後に龍が見えてような気がした

あれから一年が過ぎて

多くの人の目に触れられる機会が増えたようだ

一般客でも最前列が取れた時代とは打って変わって

都会ではチケットが取れない程の盛況ぶりのようです

子どもにはわかるまい

子どもなんか連れてくるなと怒らないでほしい

今から孫にお笑いの英才教育をしているんだ

価値と感動を与えられる人になってほしいと願っているの

価値を与えて共感を求める 

感動を与えて 協力を求める

give&take

ライブはエネルギーの交換だと思った

そのことを体感させないと

どうでもいい世の中に流されてしまうようで

つまらない人生を歩んでしまうようで

パフォーマーたちの主張を糧に

世の中を回すのも悪くない

そんなことを会場で考えていると

何かの拍子にグッとくる

一生懸命なのが伝わる

そんな 笑えないジョークがやめられない