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プロスポーツの発信力?

本日(12日)Twitterで、プロ野球中日ドラゴンズのオフィシャルTwitteアカウントでビシエド選手のメッセージ動画が午前掲載された。そうするとすぐに、MLBに所属するダルビッシュ有投手が「本物のビシエドや」とツイート。その後のやりとりがあり、このビシエド選手の動画の再生回数が夕方には20万回を超え。いわゆるバズった状態になった。その途中、Twitter上の騒ぎに気がついたスポーツ紙の中日スポーツとスポニチがこの件をネット記事掲載。それもあり結果的に拡散に協力した形になった。

中日ドラゴンズは親会社が新聞社という事で、現在、SNSにはあまり積極的では無い球団だとファンに認識されていると思われていますが、実は、このTwitterアカウント2010年から、ブログなどは2006年。と実はとても早かったのです。

正直、あまり情報発信をしていないと思われる中日ドラゴンズは、年に何度か、スマッシュヒットのようなバズる現象をネット上に作ることがあり、その回数は他のプロ野球球団よりも多いのです(実例は長くなるので、また書きます)今日、また、それが垣間見れたという日になりました。

企業も同じでありますが、プロ、アマ関係なくファン獲得のため、今はどこの団体も積極的なSNSの発信を行っています。しかし、その発信した情報がファンの心にどれだけ届きファンを楽しませることができている。というのは各チーム頭を悩ませていて正解がわからないのが正直なところでしょう。

発信するには原稿を書いたり、写真を取ったり業務の時間を取られて正直、負担になることが大きい(巨人軍はSNS専用の部署を作っている)

よくあるのですがSNSは簡単に発信できるため情報をひたすら発信して行けば、発信者は、「こんな情報を流せば伝わっていくだろう」と満足してしまう。 だからと言ってこれがファンの心に伝わっているかどうかの判断は難しい。しかし、正解がわからず、ひたすら発信を続けているチーム(クラブ)が多いのです。それは本当にチーム(クラブ)ための発信になるのであろうか?

では、発信力が弱いと思われている中日ドラゴンズは?というと、実は、スポーツ紙のネット記事を書いてもらうこと力を重きを置いていて、発信も記事と重なってしまうようにならないように配慮しあえての発信は少なめなのです。これはどういうことかといいますと。

スポーツ紙はかつてようにの駅売で紙では売り上げが上がらず、ネットニュースのPVで収入を得ることに完全にシフトしており、それは逆に記事を書きやすくなっているということになっています。そしてプロ野球という日本最大のスポーツは、いわゆる番記者という担当記者が存在し、各紙の番記者が担当チーム記事を血眼になって探しており彼らもたくさん原稿を書きたいのです。であるなら、自分で発信するのではなく、記者とコミュニュケーションを強くしてネット記事に書いてもらった方が球団は情報が拡散し、スポーツ紙は、PVを増やしそれが収入になる。 まさにWIN WINの関係であります。

その観点から、今日のツイートを見ていきましょう、ビシエド選手のコメントツイートを行い、そのツイートをダルビッシュ選手がコメントをリツートをし、そのツイートが話題にな中日スポーツが書きYAHOOニュースに載るとすぐさま、その URLを掲載し、感謝のコメントを中日スポーツとダルビッシュ選手にあててあえて書きツイートを行った。すると、それにダルビッシュ選手が反応し、それに対してのお礼とナゴヤドームでの思い出を書きツイート。このやりとりがファンに伝わり更に話題となりTwitter上を一日賑わせました。

この中日ドラゴンズツイートは URLを載せるといういわゆる中日スポーツのサイトへの誘導を行うということ頭に入れながら、200万フォロワーがいるダルビッシュ選手の影響力も考えてツイートをしています。 ということで影響力のあるダルビッシュ選手とYAHOOニュースとい巨大なプラットホームの相互作用で今日のバズりが狙ったツイートを行い、バスるチャンスを感じた中日ドラゴンズが見事、チャンスを逃さなかったとことが結果であると考察できます。

SNSなどの発信は単純に情報を流して言っても今は、タイムラインを流れていくだけファンの目には止まりません。確かにコアなファンはよりたくさんの情報を欲しがっていますが、現実的にTwitterを見ているライトなファンには届いてはいないのです。

簡単に発信できるSNSだからこそ、情報を流すだけでなく、ファンが一緒に温度感を共有できる発信が伝えたいことが伝えられる発信になるというSNSの発信例としてとても参考になる案件であり。実は、発信力が弱そうだけど、実はそうでも無いことをわからせてくれた老舗球団のツイートだと思います。

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