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【妄想ライオンズ77】 どっちが優勝候補?

開幕前の識者の予想のほとんどは、今シーズンはソフトバンク優勝が圧倒的だった。しかし、今日の東京ドームでの試合は、その予想が間違いであったかの如く、主従が逆転した、ライオンズの圧倒劇だった。

先発の平良の出来は決してよくはなかった。
先発特有の調整に苦しんでいるように見え、初回は厳しい判定が多いとはいえ、制球に苦しんだ。2回も四球を与え、4回には長打も許しながらなんとか無失点に切り抜ける。

3回までランナーを出しながら、盗塁死、併殺などで攻めあぐねていた打線は、今日は主軸が豪快な打ち上げ花火の連続で試合をひっくり返す。 3番外崎、4番中村の連発で逆転。生涯ライオンズの2人が東京ドームに集まった4万人を熱狂させる。

逆転した後の5回の表を、平良はまだ制球は微妙ながらもしっかりと1ー2−3で抑え切る。 ここで試合の流れと空気は完全にライオンズに。

5回の裏、四球から得たチャンスを、再度外崎が、今度はレフトスタンドへ放り込む。 さらに、中村が三遊間を破り、ペイトンが試合を決定するツーランをセンターへ叩き込む。

先発のエース格が、苦しみながらも最小失点に抑えながら、主軸が仕事をし、逆転をし、突き放す。 平良は6回までをしっかり抑え継投に。

7、8回に1点づつ失うも、 最終回に出てきた佐藤隼が圧巻の締めだった。 点差はあるとはいえ、ティノコ、青山という主戦級からしっかりと点を取ってきたソフトバンク。明日に向けて流れを持って行かれたままにしないという意思が見えたところで、登場。左腕から150キロを超えるストレートを連発し、下位打線とはいえソフトバンク打線を圧倒する。 相手を戦意喪失させるのに十分な、圧巻の投球で、最後、もう一度球場のライオンズファンのボルテージを最高潮に持ってくる。

先取点を与える試合を、エースが粘り、主軸の豪快な打撃でひっくり返し、最後も流れを相手に与えずに締めくくる。
まさに王者の戦いだった。
どちらが優勝候補か。まだ山川、源田の主役も欠く中、中継ぎ以降がまだまだ万全ではない中の圧勝劇。
どちらが優勝候補か。今日の試合だけを見れば、それは間違いなくライオンズ!

#seibulions #中村剛也 #外崎修汰

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