パン屋のやすべいさん

わたしのなまえはやすべい
まいにちパンをやいています
おみせのなまえはやすべいぱんや
おやからもらったこのなまえ
ぱんやむきのなまえじゃないことは
しょうちしております
しかし  ぱんやのなまえに  どうしても
やすべいとつけたかったのです

あんのじょう かんこどりがないています
『おいしいばんがならんでるんですがね』
『やはりなまえがいけないのですかね』

このままじゃぱんやをつづけられません
『ぱんやのなまえ かえてみましょうか』

てつやでみせのかんばんをぬりかえました

『もうこんなじかんだ  はやくぱんをやかなきゃな』
みせのとびらもしめわすれぱんをやきはじめたやすべいさん

やきたてぱんのにおいがつぎつぎととびらからでてきます
においにつられておきゃくさまがやつてきました
つぎのひも  つぎのひも  おきゃさまがやってきました

いつしかぎょうれつができるぱんやさんになりました

『みせのなまえをかえてよかった』
みやげたそのさきのかんばんにはこうかかれていました

             ヤベイパンヤッス

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#創作絵本ストーリー