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KINGを小説にしてみました。

硬いコンクリートの壁。 分厚い鉄の扉。 『牢獄』と呼ばれる場所で 私が愛し、尊敬する人は 無慈悲なその日を待つ。 つい先日までそこに君臨し、 世のため、人のためと尽くした人は たった一度の過ちで『不自由なモノ』へと 姿を変えた。 鉄の錠に、重い足枷。 彼に『自由』は許されない。 人皆様がお祭りのように騒ぎ立てる。 「早く刑を執行しろ!」 「早く消してしまえ!」 お祭りを盛り上げるかのように、 民衆の中に潜む悪魔が顔を出す。 悪魔にとってこれは、単なる劇なの

    KINGを小説にしてみました。