細菌病(破傷風・結核・猫らい病)


こんにちは、
ミナです。



(破傷風)

感染症の中でも
よく聞く名前ではないでしょうか。

破傷風菌は自然界に広く分布しており、
土壌病の原因となり
人や動物の腸内からも分離されます。

怪我をした時の傷や手術の傷などから
感染が起こりますが、
新生児では臍帯感染することもあります。

潜伏期間は、4日~2週間ほどです。

瞬膜の突出や咬筋のけいれん、
咀嚼困難、四肢のけいれんなど、
身の骨格筋のけいれんが起こります。

さらに、光や音、振動、接触などの刺激に対する
強い反応が特徴です。

症状が特徴的であるため、
症状から診断することが出来るそうです。

治療は、毒素の中和を行うための
破傷風抗血清の注射や抗生物質の投与、
さらに強直弛緩薬や鎮静薬の投与を行うそうです。

予防には破傷風ワクチンの接種を行います。


(結核)

犬猫の結核は、
牛結核菌または人結核菌の感染によって起こります。

鳥結核菌の感染は、犬猫ではまれといわれています。

病気が十分に進行するまでは症状は現れませんが、
発症すると呼吸困難や喀痰を伴う咳が出て、
それを主な症状とする呼吸器型や、
結核性腹膜炎を起こす腸管型などの諸症状がみられます。

現在、確立された診断方法はないそうです。
胸部や腹部のX線検査や
BCGワクチンの接種に対する反応などに基づいて
診断を試みるのだそうです。

公衆衛生上の観点から、
結核に感染した動物の治療は勧められないとの事です。


(猫らい病)

猫らい病の原因は、
以前は鼠らい菌と考えられてきましたが、
最近は人らい菌である可能性が示されているそうです。

感染した猫は普通は元気で健康な状態ですが、
皮膚病巣が頭部と四肢に発生し、
柔らかい肉のような感触の黄褐色で楕円形の結節が
急速に形成されます。

治療には外科的な切除が推奨されるそうです。
なお、抗らい病薬は、
猫に対して毒性があることが知られています。

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