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娘と同じ誕生日のBTS様へ。

BTS様
10周年おめでとうございます。
君達があの宿舎でささやかな1周年を祝ったその日が明けてからすぐ
わたしはそこそこ高齢で娘を出産しました。

疲れ切って眠って明け方、
看護師さんが赤ちゃんを連れてきてくれて、この小さな生き物が、決して丈夫でないわたしの中でよくここまで育って出てきてくれたものだと感心したし、まずは安堵感しかなく湿気の高い曇り空を見上げたことをよく覚えています。

ちょっと普通の感覚からずれているわたしが果たしてまともに子育てができるだろうかと不安ながらも、ひーこら言いながらなんとかかんとか、産んだ娘にも助けられながら進んできたあの日々。
同じようにとはとても言えませんが、やっぱりものすごく頑張ってきたあなた方がいる。
出会えていなかったその数年の間にも、バンタン少年団が様々な葛藤や経験をしながらとにかく進んできた、そんなことを思う度、会ったことも話したこともないのになんだか勝手に同士のように思い、心が温かくなるのです。

どんなお母さんでいればいいのか、どんな風に娘と接したらいいだろうか
ずっと定めるものが無くわからないでいました。
BTSを知った時『なんてことだろう、この若い男の子たちは、私が娘に感じている愛情をお互いに交し合っている』それに驚き感動したものです。

それはわたしという母が娘に渡すものよりずっと、尊重と敬愛に満ち、そして公平でした。BTSを知った時から、わたしの子育てのロールモデルはBTS。
もちろん未熟なわたしは、うまく行かないときや感情的になってしまうこともあります。そんな時こそ、あなた方を思い出すようにしているのです。

いつかきっと、娘と一緒にコンサートに行きますね。

『BTSはわたしの子育ての教科書』
そんなボードを掲げたいと思っています。

でもね、いつも立派じゃなくていいんだよ。
若者らしくのびのびと生きてください。
何をしていなくても、いつも幸せな気持ちでいてください。
自由な気持ちでいられる時間が少しでも長くありますように。

先日ジン君が言っていましたね。
これからの7人の関係性こそが気になるのだと。わたしもそうです。
7人がいつまでも仲良くしていてくれるのが、それが一番いい。
何かに迷ったり決断しなければならない時が来たら、そのことを一番に考えてくれたらというのが私の願いです。

10周年おめでとう。
どうかすこやかでいてください。
私たち、未来できっと会おう。


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