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映画「Arc アーク」の感想:不老不死はそこまで魅力的かどうか?

昨日、「Arc アーク」という、いわゆる不老不死をテーマにした映画を見た。見たかった理由はコロナ前に宿泊したホテルが撮影場所に使われていたそうで、それが見たかったから。

というだけ。

ただ、あらすじを読むとおもしろそうだったし。
レンタル程度ならいいのかなあと思い、今回借りることに。

感想を言いますと、こういうテンポが遅い映画は個人的にはあまり好きじゃない。ロングショットとか、白黒にするとか(おまけに長い)、私が学生だった90年代に流行った作りっぽくて。

なんていうでしたっけ?フランス映画ぽいというのかな?
一般受けはあまりしなさそうだけど、アート映画が好きな人には受けるのかもしれない。

私は無理かな(-_-;)
お話はわりとおもしろかったんだけども。

そして肝心のホテルの映像箇所も全部白黒映像だったのが非常に残念。
きっとホテル側もそう思ってるだろね。

が、しかし、この話は近未来の話なんだが、なぜか古い建物やアナログぽいものばかり使用しており、そのあたりはセンスを感じた。

一見すると昔の話のような、そうでないような。

確かに高度成長時代は攻めたデザインの建物が多かったしね。
100年くらい時間が流れてるのに、時代を感じない(というか常に60~70年代ぽい)背景は逆に新鮮に感じました。

あとは主演の芳根京子がとてもキレイだった。
それが目的の映画なのかと思うほどに。
(しかし彼女と新木優子って子は綺麗なのに、はじける若々しさを感じないね。地味というか。)

そして、テーマは大変興味深い。
「不老不死」とな。

そうそう、この「不老不死」の話がしたかったんだっけ。

不老不死になりたいか?
と、聞かれたら、私の答えは「NO」である。

...いやあ~、もうこの顏と性格はいいっしょ~(苦笑)
永遠にしがみつきたいほどのモノでもないというか(;^_^A

そして
映画の最後にもありましたが

確かに
「終わりがあるから始まりがある」
のであって

死のない人生なんてのは終わりのないマラソンのよう。

一度っきりの限られた時間だからこそキラキラ輝く。

「若さ」も一瞬だからこそ美しく貴重。

そう感じております。

余談だが、私世代の人たちの一部は、世間がどうとか、年齢がどうとかいう話題をよく話しているが、私思うに、今がバブル時代であろうと、20代くらいの若者であろうと、自分が自分であるかぎり、世界は何も今と変わらない気がするのだが。

いや、それどころか、逆にこの年齢になってからの方が圧倒的に回りは何も言ってこないもんなので楽になった面も少なくない。
(男も寄ってこないがセクハラもない)

いや、別に老いる事は楽しい~♪とは思ってないけど

ギャアギャア言うほど、年食うことは悪い事でもないなあと感じる今日このごろ。

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