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【初エッセイ】ZINEを買い、うどんを食べ、他人の日記をのぞいた日

エッセイについて知りたいと思い検索したところ、日記とエッセイの違いは、相手を想定して書いているか否かだという。しかし、小学6年生の時から日記を書き、頻度は減ったとはいえたまに書いている身としては、エッセイとは名ばかりの日記になりかねない。どうにかしてスイッチを切り替えたい。

ということで、いつもとは全く違く口調で今回はエッセイに挑戦してみようと思う。書くテーマは、自分のZINEが飾られている様子を見に行き、そして美味しいうどんを食べ、その後手帳類図書室に向かった本日のことだ。

ZINEを作った話は、以前のnoteでも書いたのでここでは多くは語らない。

現在、エッセイ用の口調で語り進めているので、ここで気になってもし上記のリンクを踏む人は、風邪をひかないように注意して欲しい。

しかし、自分のZINEが飾られているのを見に行った...というわけではない。目当てというわけでは正直なかった。目当ては、同僚のSさんのZINEだ。「あにぼにマンガ」、最初にiPadで4コマのプロトタイプを見た時、絵のかわいさに「こりゃ売れます」と言ったのを覚えている。かつ、手作業、リソグラフ印刷で作られたもので、とても良いレトロ感。好きだ。

ちなみにこんなに褒め称えているが、リンクは貼らない。意地悪とかではない、もう売り切れてしまったからである。かという私のZINEは多分Sさんしか買っていない。が、大丈夫。Sさんはわざわざ感想を送ってくれた。もう悔いはない。売れなかったものは、しっかり資源ごみにします。

さて、少し話がズレてしまったが、次は美味しいうどんの話をしよう。「手打饂飩 麦 上馬 朝日屋」、Sさんが見つけてくれた、素晴らしいお店だった。

ZINEスクールであるMOUNT ZINEに通っていた時にも、常に良いチョイスだった。今回のうどん屋さんを含めすでに3店舗、世田谷区のいいお店を知れた。揚げ茄子とつくねのつけうどん(美味しい)を食べながら、「MOUNT ZINEまわりの美味しいランチを紹介するZINEを作ったら需要ありそうだね」っていう話をした。

また、予約の時間にはまだあったので途中時間をカフェで過ごした。が、このカフェの名前を残し忘れた。「一番甘いものを」と伝えて出てきた甘い飲み物、美味しかったです。トイレも綺麗で、心地よかったです。頑張ってみなさんには見つけて欲しいです。

さて、カフェで時間を潰したのち、本日の一番の目玉である「手帳類図書室」に向かう。着いたのは15時。そしてさっそくびっくりな事態が発生する。ちなみに、私はいわゆるドジをやらかす人種である。ドジ属性のある人は察しがつくかもしれない。

そう、私は今日ではなく、前日の土曜日に予約していたのだ。私にはこういうところがある。15時20分からなら空くのでぜひと優しい店員さんに言われ、平身低頭謝りながらその時間まで、おしゃれな文房具屋さんで時間を潰した。ちなみに何個か買った。

さて(2回目)、手帳類図書室とはなんぞやと思っている人が多いだろうと思うので、紹介させていただく。とはいえ、説明は運営の方がしっかりと言語化してくれているので、あえて私の言葉にする必要もないだろう。

参宮橋Picaresque(ピカレスク)にある「手帳類図書室」では、人が記した手帳や日記やネタ帳など、あらゆる「手帳類」を収集する志良堂正史のコレクションを読むことができます。ギャラリーの一画で、誰にも見せるつもりじゃなかった手帳類を、1時間1000円からご覧いただけます。手帳類の筆致や筆跡、手触り、音、においなどを、あなたの五感で解釈してみてください。

https://techorui.jp/

そしてこれがとても良かった。詳しくは書くなと言われているので書けないが、とても良かった。なんなら、「君は絶対小説家になっただろう!?」「君は絶対バンドマンになっただろう!?」と思わされる文豪たちが多くいた。(ちなみに、日記を書いた当時が今の私より若いので「君」と呼称しているが、今はもう4,50代のおじさんたちだ。)

もともと見せるつもりで書いてない日記、手帳なのにこんなに読みやすいわけがないと机を台パンしたくなった。才能の塊の文章がそこにはあった。

持ち帰らせてくれって思うものもたくさんあった。家でじっくり読ませてくれ!この才能を何度も読み込んで吸収させてくれ!と言いたかった。何度も通う人がいると聞くが、なるほどと納得させられた。これは、来ますわ。

ちなみに手帳類図書室は、アートギャラリーの中にある。じっくり見て、一体、顔のない木彫りの旅人を買った。今、その子は観葉植物の隣で私の部屋をその空虚な眼差しで眺めている。とても可愛い。

それにしても、今日だけで結構使った。しかし、それはそれだけお金を使いたくなる場所が多かったということ。幸せなことだ。

また、才能ある日記や手帳を見た影響で、アウトプット欲はかなり高まった。Sさんも同じだったようで「日記、書こう」と言っていた。私も、日記を書いた。そして、見ての通りnoteも書けた。

しかし楽しいことを書いたnoteに需要はあるのだろうか、ということも同時に思う。いや、需要なんて気にしたってしょうがないのかもしれない。自分のためだけに書いた日記や手帳ですら、やはり時が経てば面白くなったりするものなのだ。いつ、需要が生まれるかなんて、きっとわからない。

そう思って書いたため、幾分はマシな気持ちでエッセイも書き上げられた。

文章書きの人にこそ、ぜひ手帳類図書室はオススメしたい。推し手帳があれば、今度ぜひ意見交換しましょう。

さて、私の書いた「Mの日記」はどーこだ


うどん、うまい


甘い飲み物。美味しかった


戦利品というやつ


はい、かわいい


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