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電子書籍作成手順パートNO.3

前回の記事はこちらのになります。まだ読んでない人はこちらを先に読んで追いてください。

前回の話をざっくりいうと、「企画を毎日10個考える」ワークを毎日やっていくのですが、これで自分が語れそう・話せそうな内容を見つけます。ここで結構時間かかるので、すぐ決める必要はないです。

見合った企画や本の内容が決まったとします。

PASONA(パソナ)の法則を使う

この段階では

・書く内容が大体決まった
・タイトルの大枠が見えた

が決まっていたら次に進みます。次にはパソナの法則に則って本文を書きます。パソナの法則を知らない方はこちらの記事をご覧ください

パソナの法則を簡単にいうと、どの自己啓発書でよく使われる文章構成の仕方が述べられています。パソナの法則を使うことによって、ついつい読んでしまうような文章を作ることが可能なのです。

パソナの法則は商品を販売するためのセールスコピーの「型」です。セールスコピーとは文章で物を売るときに使われます。

例えばこれらはセールスレターページです。

上の例でどんな風に文章が進むかというと、

1.こんな問題ありませんか?
2.その問題放っておくと取り返しつかないことになります
3.私はその専門家・問題を乗り越えたのでやり方を教えます
4.解決法はこんな感じです!
5.応用するとこんなこともできるよ

こんな区切られ方で、文が進みます。

内容を1〜5章に分ける

大枠をすべて決めてしまってから、文章を加えていくことをした方が作成がかなりしやすいです。「書きながら決めればいいや」という猛者もいますが、そんな芸当は村上春樹さんしかできません。

私もとりあえず書きなぐってみて、7千文字くらい書いたあたりで、

「なんて書いているかわからない(解読不能)」
「どう順番を修正すればいいかわからない(添削不可能)」
「文章の才能がないのが恥ずかしくて辞めたくなった(行動のブレーキ)」

こんな心理状況になります。構成を全く考えずに文章を書くと迷路に入ってしまいます。そして迷路はどうやって抜ければいいかがわからなくなります。

その点文章構成を考えるのは迷路の地図を見ているようなものです、変な箇所があれば上空から見て、修正することが可能です。

構成を考えるのは、どの章に何を書くかを決める作業です。だから章分けで何を話すかを明確にしとくと後で混乱したときに冷静に立ち返ることができます。

具体的にやること

✅1〜5章で何を語るかを書き出す
✅パソナの法則に則って、章ごとに語ることを決める

特にこだわりのない方はこれに当てはめれば良いです↓

1.こんな問題ありませんか?
2.その問題放っておくと取り返しつかないことになります
3.私はその専門家・問題を乗り越えたのでやり方を教えます
4.解決法はこんな感じです!
5.応用するとこんなこともできるよ

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経歴の棚卸しをする

今まで自分がやってきたことをすべて書き出します。自分が人に話せる内容を箇条書きで書きだしていきます。

メモかポストイットに箇条書きで羅列していきます。ここで重要なのは、なんでもいいから書きだすことです。

経験にいい悪いと評価せず、思いつく限り書き出します。なんでもいいから書き出します。ここの量が少ないと、本を書くのが厳しくなってきます。

構成で骨組みを作って、そこに棚卸しした内容をくっ付けていきます。これがどんどん大きくなっていくことで一つの文章となり、書籍になります。

こんな風に作成していきます↓

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ポストイットを分類分けする

ここでは、マインドマップを作成します。

マインドマップとはこんなものです。

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言うなれば連想ゲームです。枝の分け方として、1〜5章の枝に分けます。そしてその枝付近にポストイットで該当している奴を分類していきます。

各章の周りに数枚のポストイットをペタペタ付け足していく作業です。この作業で、不要と思うポストイットは捨てます。どっちとも言えない場合も出てきますが、この段階ではどっちでもいいです。

具体的にやること

✅マインドマップを用意する(大きめの紙が理想)
✅マインドマップに真ん中にタイトル、枝に各章を付け足す
✅章のまわりに該当するポストイットを貼り付けていく

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追伸:売れる本を作るには

本を作る目的は様々です。売れる本を作りたい人は以下をご覧ください。

売れる本を作るためには市場調査を行わねばいけません。市場調査といいますか、似たような本を出している人分析です。

Amazon kindle出版を想定しているため、Amazonランキングでどんな本がランキングに入っているかをチェックする必要があります。

・Amazon kindle売れ筋ランキング
・Amazon kindle新着ランキング
・各種ジャンルのランキング

これらを分析していきます。分析するポイントとしては

・表紙
・タイトル

この2つに注目します。

流行は秒速で変わっていきます。今ランキング1位でも、来月になったらどうなっているかわかりません。

一つ言えることは、

ダサいやつはダメ

ダサい表紙は誰も読まないし、明らかに素人が作った表紙は誰も手に取りません。

目指すは、「いま時っぽくてイケてる」です。

例えばiPhoneは機能は他スマホと変わらないのに、今じゃGAFAの一角を担うまでになりました。iPhoneユーザーは「iPhone使っているスマートさ」を求めています。スタバでMacBookを使っていればオシャレだと思っています。

「いま時っぽくてイケてる」タイトルと表紙ならば人気が出ます。逆に何かダサい場合は鳴かず飛ばずな結果になります。

オススメは、競合他者の作品を100個調査してみることです。なぜこの表紙が流行っているのか仮説を立ててみると尚良いです。

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次の話では文章を書く話になってくるのですが、文章を書く時に大事なことを述べておきます。

・難しい言葉を使って、知的ぶらない
「頭がいい」と思っている人の文章にありがちです。例えば、

俯瞰的視する手法は様々だが、特効果的なものは文章を羅列していくことである。人は常に非言語で何かを考えている、非言語を言語化するトレーニングをつむと、原因の真因を突き止めたり、改善策が作れる。

こんな文があったとして、書き手的には『かっこいい文を書いたぜ』と思いがちだが、読み手としてはどうだろか。多分誰も内容を理解してくれません。途中で読むのをやめます。

意識することは、誰が読んでもわかる文を作ることです。中学2年生が読める文を意識すると、読みやすくなります。


・いらない文字が多すぎる
書かなくてもわかることを、あえてわざわざ書いてしまいます。

例えば、

僕は〜思う/〜という/ということは/すごく/本当に

などなど、書かなくてもわかる文を書いていると読む気が失せてしまいます。無駄を削ぎ落としてわかりやすい文章を心がけましょう。


・笑を乱用しない
笑える文章は少ないです。文章を読んでて爆笑した経験はありますか?数えるほどしかありません。それくらい文章でウケを狙うのは難しいのですが、自虐ネタが大好きで面白いと思って書いている人はよく「笑」を連発します。

笑があって、笑えない内容の場合文章が白けてしまいます。俗にいうスベった状況になるのですが、文章でスベり続けるとやがてページを閉じられてしまいます。

文章で与えていくものは

・有益な情報

に限ります。誰かの役に立つ情報は笑えなくても読者がついてくれます。安易に笑を多用しないことをオススメします。


追伸 part2

:日本の文学で理解できない作品は読者の読解力が足りておらず、新書で理解できないのは著者のライティング力不足なのだそうです。つまり理解できない文章を書かないようにしましょう。

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