コロナ禍での欧州旅行 ~2021年夏~
ドイツ在住7年目になります。ワクチン接種が終わったので旅行(欧州内外)に行ってきました。どういう書類や手続きが必要なんだろう?と不安で友人やらに聞いたりしたのですが、皆さん言ってることが微妙に違うし、国によっても対応が異なるからと不安を煽られたためムッチャ調べてしまいました。私のように時間を浪費しないですむよう、欧州内での旅行に必要な書類やらに関する説明をさせて頂きます。参考になれば幸いです。
一例として、ドイツへの渡航の参考サイトはこちら。
https://www.auswaertiges-amt.de/en/coronavirus/2317268 (English)
https://www.tokutenryoko.com/news/passage/13424 (日本語)
注意深く(各国の情報も個別に)読みましたが、面倒くさかったし、大枠を理解してから手続きを行えたら時間の節約にもなるかと思いますので以下要約してみました。必要な書類は二つです!
1. 飛行機での入国に必要なもの
搭乗券を受け取る際に
1a. ワクチン接種の証明書 (2回目の接種から14日以上経過)
1b. PCR検査 (48~72時間以内の陰性結果。だいたい有料)
1c. 鼻チェック (抗原検査) (24-48時間以内の陰性結果。だいたい無料)
のいずれかを見せる必要があります(パスポートと旅券はいわずもがな)。
2. 入国先での滞在先などの情報を事前にネットで申請(ほぼ義務)。
いわゆる日本帰国の時に飛行機内で渡される紙みたいなやつです。何で必要かというと、滞在先でどこにいたかを追跡するために使われるようです。そして、ここに書かれたID番号など(メールでpdfが届きます)を宿泊先などで見せる必要がしばしば生じます。事前に分からなければ空港WiFiで携帯から申請ができるので、空港の人が「これに記入して下さい」と教えてくれます。
また飛行機の航空券をネット購入する際に「ここで登録して下さいね」という案内がだいたい出てきます。色々な情報を書き込む必要があるので時間に余裕を持って手続きなどお願いします(5~10分くらいかかります)。
(結論) 必要な書類はこの二種類で、ほぼどこの国にも入れます。
たまに空港のカウンター以外でも書類を見せろといわれますが、まぁ同じ書類なんで、焦らず対応して下さい。
ワクチン接種証明の経過日時は国によって異なる場合があります。例えば、二回目接種した翌日から可能な国などもあります。
出入国管理では通常どおりパスポートチェックしかされませんでした。
高リスクの国から来た場合は、数日から二週間の外出禁止要請がでますが、さすがにそんな場合は旅行などしないでしょうから省略します。とはいえ、この際に日本で行われているるような確認の電話などは一切かかってきません。完全な任意(自助努力)です。
また、僕はドイツ発の便なのですが、空港での手続きに見せたのはパスポートなので、事実上、日本からこられる方と手続きには大差ないと思われます。
2. 電車やバスを使って入国する場合
欧州は陸続きなんで、むしろ鉄道やらで移動することが多くなります。僕の友人が電車でオランダとベルギーに行ったのですが、ノーチェックだったそうです。なんなら宿泊先でも何の書類も要求されなかったようです。さすがに、これらはレアケースだと思うので、いずれにせよ上記の書類を用意してから出かけられることをおすすめします。
僕はドイツ国内旅行ですら、宿泊先でワクチン接種か陰性検査の書類提出を求められました。
おわり
えっ!これだけ!
そうなんですよ!たったこれだけなんですよ。これくらいなら5分で説明してくれよ!って思ったからこの記事を書きました。
おまけ
鼻チェック (抗原検査)
鼻チェックは観光客がくるようなメジャーな都市ならほぼ無料でできます。保険証も事前予約も必要ありません。パスポートと連絡先を伝えれば結果を受け取れます。検査場においてあるQRコードを読んで情報を打ち込むだけです。
旅行先での飲食やら観光施設への入場
店内で飲食をする場合はその町ごとに用意されている謎のサイトに登録する必要があったりします(もしくは陰性証明を要求してくる)。で、そのサイトに私は何時から何時まで滞在してます的な情報を記載することになります(QRコードを読んでシャってするだけ)。また、美術館やら博物館やらでは、この謎のサイトの登録や陰性証明(ワクチン接種含む)を見せる必要がある場合がそれなりにあります。
例外
国によっては、陰性証明ではなくワクチン接種証明がないと認めないような記載も見られます(フランスとかイタリア)。また、ワクチンを接種せずに2日以上滞在する場合は、現地で検査を改めて受ける必要があるため、やはりワクチン接種をせずに旅行するのは色々難しいと思われます。
おわり!
実際に旅行される方は、この情報だけでなく公式サイトにて確認することをお勧めいたします。その際にややこしい表現に惑わされないよう参考になれたら幸いです。
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