2021年指名選手振り返り(1位編)

今回から指名選手の振り返り。まずは1位指名選手から。

ブライト健太(上武大) 外野手

まず長所と懸念点、ライバル選手、将来の選手像を下記に記しました。

【長所】
・身体能力の高さ
・大きい当たりを打てる長打力
・脚の速さ

【懸念点】
・時折故障してしまうフィジカル面の弱さ
・打球の追い方のおぼつかなさ
・荒削りな打撃

【ライバル選手】
・平田良介
・鵜飼航丞
・福元悠真

【将来像】
・鈴木誠也(広島カープ)

今年の補強ポイントは野手。特に外野手の打力不足は深刻で、球団は弱点を埋めてくれる一番手はブライトと考えたのでしょう。同ポジションの正木や鵜飼と比較してもポテンシャルは高く、一度コツを掴むとドンドン伸びていく印象を持っています。ただ、荒削りで1年目からレギュラー定着までいくかというと難しいのでは。おそらく1年目は1軍より2軍生活が長くなるのでは?と考えています。しかし、プロで1年間過ごせば、慣れてくるでしょうし、技術面で心配はしていません。
問題はフィジカル面。高校時代も故障しており、プレースタイルから見ても身体能力の高さにまだまだフィジカルの強さが追い付いていないはず。一番最悪なのが大きな故障をして、実戦経験すら積めない事。ブライトの1年目の目標は「故障しない」が最大のテーマになるでしょう。

ライバルは平田か、新人2名との争いになるのでは?しかし、平田が体調面で苦しむようなら、まず新人2名との争いに勝つのが先決。春季キャンプは1軍スタートが濃厚でしょうし、アピールに成功すれば開幕1軍は決定的。外野手争いに新風を吹き込んで、刺激を与えてくれる存在になるはず。

次回は2位指名の鵜飼について書いていきます。