2023ドラフト展望~まとめ~

今回はドラフト全体の展望について書いていきます。

まず最初の1位入札について。
執筆時点では確定的な情報は出ていませんが、8月のスカウト会議では大学生投手が豊作である事に言及していました。

甲子園大会が開催中であったにも関わらず、記事には高校生への言及がありませんでした。現時点で佐々木麟太郎の進路が未確定、なおかつ佐々木への熱心さも感じられない事を踏まえると、1位指名は大学生投手が濃厚になるでしょう。
勝手な想定ではありますが2回目の入札終了時点で指名されている可能性が高いのが前田(大阪桐蔭)、佐々木(花巻東)常廣(青山学院大)、細野(東洋大)
西舘(中央大)、武内(國學院大)、下村(青山学院大)、上田(明大)、渡会(ENEOS)の9名。クジを引き当てた球団次第にはなりますが、残った選手の中から1位に入りそうなのが高校生投手の木村(霞ヶ浦)、坂井(滝川第二)、東松(享栄)、高校生野手の真鍋(広陵)、大学生投手の西舘(専修大)、草加(亜大)、大学生野手の広瀬(慶大)あたり。
抽選を2回外したとしても大学生投手が残っている可能性が高いと考えるならやはり1番評価している選手に競合覚悟で特攻してほしいなと思います。

次に2位指名。
今年の指名順位は全体13番目となりました。先程挙げたメンバーからあぶれた投手か野手を指名する事が出来ます。多様な選択肢がありますが、希望を言えば1位投手の場合は2位にスラッガーを指名してほしいですね。
理由は大学生投手の豊作ぶりを考えると、3位でも有望な投手は残っていますが、野手はおそらく残っていないから。上田か真鍋が残っていれば是非とも指名してほしい所。2人とも2位に残っているかは際どい所ですが、どうなるか。スラッガーが既に指名されていれば、残っている投手達から一番評価している投手の指名になると思います。

3位以降は予想が不可能なので願望を。
今年の大卒投手の豊作ぶりを見ると、よっぽど良い選手が残っていない限りは大社投手を中心に指名してほしいですね。この辺りに残っている選手で先発が出来そうな投手だと大卒なら木村(九共大)、社会人なら松本(トヨタ)、竹田(三菱West)あたりがマッチします。
救援タイプだと大山(東日本国際大)、冨士(平成国際大)、谷脇(立命館大)あたりでしょうか。先発タイプは中日の3位までに残っているかは怪しい所ですが、残っていれば確保してほしいと思います。

野手ならスラッガー、ショート、キャッチャーが補強ポイント。
スラッガーに関しては正直めぼしい選手は中日の3位までには残っていないでしょう。佐倉(九州国際大付)がひょっとしたら残っているかもしれませんが、基本的には高望みしない方が現実的。
ショートは大卒か社会人を優先して貰いたい所。辻本(仙台大)が残っていれば最高ですが、出身地の日ハムが狙っている噂もあり確保出来るかは怪しい所。他に中位以降で残っていそうなショートだと高卒なら百崎(東海大熊本星翔)、大卒は熊田(早大)、社会人は武田(日本新薬)、泉口(NTT西日本)あたりが中日にマッチしそうな所。
ショートに比べると、キャッチャーは人材不足。進藤(上武大)が欲しい所ですが、上位指名が噂される進藤はまず残っていないでしょう。有馬(関大)城野(西濃運輸)が程よい順位で残っていれば指名してほしいですが、正直他の補強ポイントを優先して貰いたい所が本音。捕手指名に関しては難しい舵取りになりますが、柔軟な対応をお願いしたいですね。

シーズンが終わり、ドラフト会議に関してはこれから色々な情報が出てくると思います。次回はドラフト会議直前にもう1度記事を書いていこうと思います。