2023ドラフト展望~独立リーグ編~

今回は独立リーグの選手について。

まずは投手から。
BCリーグでは土生翔太(茨城)、入江空(栃木)、太田大和(武蔵)の3投手。
日本海リーグでは大谷輝龍(富山)、四国アイランドリーグでは椎葉剛(徳島)が気になりました。
この中では土生、太田は完成度が高く、早い段階で実戦投入が出来るとみてます。それに対して入江、大谷、椎葉の3名はいずれも速球派。素材型ではありますが、3名とも大卒で社会人も経験している為、経験値や実戦経験という意味では土生に負けないモノは持っていると思います。入江はスライダーが武器ですが、大谷と椎葉は変化球のレベルがわからない為、ストレート以外でどこまで評価を高める事が出来るか。おそらくプロではリリーフ起用が濃厚になると思いますので、決め球の精度は問われるでしょう。

野手はBCリーグ組の金子功児(武蔵)、伊藤琉偉(新潟)が印象に残りました。
金子は巨人3軍との練習試合を観た印象では、ストレートに振り負けておらず、変化球にも上手く対応していて、他の選手とはレベルの差を感じさせました。ポジションもショート、年齢も19歳という事を評価されると思いますので、鍛えれば面白いと思う球団があれば、指名有力かと。
伊藤は本職は二遊間ですが、外野手もこなせるユーティリティー性が強み。バッティングも広角に打ち分けていて、状況に応じた打撃が出来る印象を持っています。
また昨年指名漏れした井上絢登(徳島)は左のスラッガーという事もあり、気になる存在。今季好成績を残していますし、個人的には良い打撃をしていると思うのですが、吉報は届くか。

茶野(オリックス)の活躍により、日に日に注目を浴びている独立リーグ。
上記の選手達しか見れませんでしたが、彼ら以外にもきっと掘り出し物はいるはず。投手に関しては実戦投入出来るレベルでピンときた選手がいれば、指名をしてほしい所。
野手については近年の指名傾向だと一芸に秀でた選手が指名される傾向があります。中日にフィットするとしたら、やはり二遊間。支配下で思ったような選手が獲れなければここで確保するのも一考かなぁと。

次回はドラフト展望まとめについて書いていきます。