2021年指名選手振り返り(3位、4位編)

今回は3,4位指名選手の振り返り。まずは3位の石森から。

石森大誠(火の国サラマンダーズ)
投手
左投左打

【長所】
・奪三振能力の高さ
・ストレートの速さ

【懸念点】
・制球難

【ライバル選手】
・橋本侑樹
・岡田俊哉

【将来像】
・エスコバー(横浜)

唯一の投手指名となった石森。ソフトバンクとの練習試合を見た印象ではストレートに威力があり、圧倒的な投球を見せていました。
上位指名の声もあり、中日の順位までには残っていないと思っていましたが、他にも好左腕がいた事もあり、3位で落ち着きました。
21年の成績では奪三振率が15越えと無双状態。ストレートの強さ、圧倒的な奪三振能力は他の候補左腕にはないストロングポイント。独立リーグでは抑えとして起用されており、プロでも救援起用となるのは確実。来季25歳という事もあり、即戦力での活躍が期待されます。ビハインド時からの起用となるでしょうが、間違いなくチャンスはあるはず。左の救援は不足しており、勝ちパターンまで上り詰める事もあり得るでしょう。

味谷大誠(花咲徳栄高)
捕手
右投左打

【長所】
・肩の強さ
・打率が残せる確実性の高いバッティング

【懸念点】
・捕手としての経験不足

【ライバル選手】
・石橋康太

【将来像】
・栗原凌矢(ソフトバンク)

外野手、外野手、投手ときて、次は投手か内野手を指名してくると思ったのですが、捕手を指名してきました。補強の優先順位が低いポジションの選手を指名した事は疑問ですが、おそらく郡司かアリエルの他ポジションへのコンバートを想定した上での指名でしょう。
そんな味谷は正直、全く知らない選手。動画を見た印象では、きれいなフォームから鋭い打球を放っており、打撃はプロの水に慣れるのは早い印象。守備は強肩がウリですが、捕手を始めた事が高校からという事もあり、まず守備能力向上が先決。特に投手の鋭い変化球の捕球に慣れないといけないので、まずブロッキングが出来るかが早期の試合出場の肝になるはず。
育成に時間のかかるポジションですし、2,3年はファームが主戦場。木下拓哉の力が衰えてきた時にレギュラーを狙えるかに注目したい。

次回は5位、6位指名選手の寸評に移ります。