2021年指名選手振り返り(5位、6位編)

前回に引き続き、5位6位選手の振り返り。

星野真生(豊橋中央高)
内野手
右投右打

【長所】
・守備の上手さ
・小力がある打撃

【懸念点】
・プロの投手のスピードにどこまでついていけるか

【ライバル選手】
・三ツ俣大樹
・溝脇隼人 
・土田龍空

【将来像】
・井端弘和(元中日)

毎年地元枠になっている5位指名ですが、今年も例に漏れず、地元の高卒内野手を指名しました。土田とはタイプが違う内野手で、差別化が図れるのが強み。来季は根尾か土田の1軍帯同が増える事が予想されるため、2軍のショート不在を避けられるのがありがたいですね。そうなると比較されるのが三ツ俣、溝脇の中堅野手。星野がプロの水に慣れれば、競争が一気に激化するでしょう。最初は2軍が主戦場になると思いますが、まず守備からアピールして、長所を出していってほしい所。打撃は小力があり、力強い打球も打てるのが強み。プロの投手に最初は苦労すると思いますが、打撃は水物。焦らず待つことが肝要。

福元悠真(大商大)
外野手
右投右打

【長所】
・確実性の高い打撃 
・名門校で培った経験値
・選球眼の良さ

【懸念点】
・周囲と差別化出来るような自分のウリを出せるか

【ライバル選手】
・ブライト健太
・鵜飼航丞
・福田永将

【将来像】
・塩見泰隆(ヤクルト)

6位指名にはいり、さすがに投手を指名するだろう・・・と思っていたら、またも外野手を指名しました。編成バランスを無視した指名には疑問を呈しますが、指名した選手に罪はありません。そんな福元ですが、高校時代は智弁学園の4番を張っていて、名の知れた選手。大商大入学後も1年生から試合に出場しており、コンスタントな成績を残している安定した選手という印象。選球眼も良く、4番打者にありがちなフリースインガーではない所がブライト、鵜飼とは長所が異なる選手。ただ裏を返せば、長距離砲でもなく、脚力をウリにする選手ではないだけにプロに混ぜた際に周囲と差別化出来るような長所を出せるかが懸念点。守備は無難といった印象で守備でアピールする選手でもないだけに、打撃でアピール出来るかが福元の1軍定着のカギとなります。個人的には新人外野手3名の中で、福元が1番早く1軍で出番を貰えるのでは?と予想しています。下位指名ですが、本人も這い上がる姿勢を見せていますし、周囲の予想を裏切ってほしい所。

次回から各選手の今季の振り返り、寸評に移りたいと思います。