ドラフト展望2020 ~今年の補強ポイント~

ドラゴンズは一時勝率5割も見えていましたが、失速し未だBクラス。年々チーム力は進歩していますが、上位のチームには追い付いていないのが現状。既存の選手の底上げも必要ですが、ドラフト会議で新しい選手を獲得し、チームに刺激を与える必要があります。
今回はあと1ヶ月を切ったドラフト会議の展望について。今回から選手の呼称は敬称略でいきます。まずは補強ポイントを下記に纏めました。

①左投手(先発、リリーフ共)
②長距離砲(三塁手以外なら、ポジション問わず)
③二塁手(即戦力型)
④外野手(即戦力、将来性共)

まずは①の左投手。先発は大野雄、松葉が1軍ローテに入っていますが、20代の笠原、小笠原が1軍に定着出来ず。リリーフは福とゴンサレスが1軍メンバーですが、岡田、橋本、濱田達が不調で2軍。全体的に人数が足りておらず、特にリリーフは早急な補強が必要。先発は人数はいますが、大野雄大がFA流出の可能性あり。松葉に1年間ローテを任せるのは荷が重く、小笠原か笠原、あるいは橋本が定着しないと一気にローテ事情が苦しくなる危険性を孕んでいます。
②の長距離砲はチームの至上命題。野手で飛距離を期待出来るのは福田と石川昂のみ。福田も30歳を越え、故障も増えてきており、来季に不安を残す。石川昂も素晴らしい打者ですが、純粋な長距離砲とは言い難く、もう1人スラッガーが欲しいですね。ただサードは周平、石川昂とポジションが被るため、サード以外のポジションで有望株を探してほしい。
③は即戦力が欲しいポジション。今季の阿部のパフォーマンスを考えると、来季レギュラーとして起用するには物足りない。根尾が伸びてきていますが阿部に勝てるレベルには追い付いていません。更なる競争の促進と勝負手の選択肢を増やす事が必要だと思います。
④は優先順位が1番上といってもいいでしょう。今季の外野手はアルモンテ、大島、平田でスタートしましたが、アルモンテ、平田が故障離脱。パフォーマンスも落ちてきており、来季レフト、ライトのレギュラーは白紙の状態。また大島もベテランの年齢に差し掛かってきており、いつ衰えが来てもおかしくない状態。1軍控えの外野手は打率1割台が多く、レギュラーを取れる人材は皆無。岡林、根尾と期待出来る人材はいますが、まだまだ未知数。1年目から1軍で勝負出来る即戦力と将来のドラゴンズを支える金の卵を狙わないといけません。

次回から高校生投手について書いていきます。