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2023年指名選手振り返り(5位,6位編)

今回は5位指名の土生、6位指名の加藤について。

土生翔太(茨城アストロプラネッツ) 

まず長所と懸念点、ライバル選手、将来の選手像を下記に記しました。

【長所】
・三振が獲れるスプリット
・ガッチリした体格

【懸念点】
・制球面

【ライバル選手】
・藤嶋建人

【将来像】
・森唯斗(横浜Denaベイスターズ)

5位では独立リーガーの土生を指名。巨人3軍との練習試合の動画を見た印象では鋭いフォークで三振を奪っていて奪三振力が高い投手と見受けました。
独立リーグの成績を見ると奪三振率は9を超えていますが、四死球率は6を超えていて荒れ気味のスタッツでした。ただ巨人との練習時間を見る限りは大荒れするタイプには見えませんでしたし、投球フォームも変な癖はないので、徐々に制球は良くなっているのではと推測されます。
投球スタイルを見るとリリーフと踏んでいますが、大学時代は先発登板もしていましたし、出来れば最初は先発として使ってほしいなと。体格もガッチリしていますし、体力はあるはず。高校、大学と名門校を渡り歩いていますが、肩が使い減りしていないのも魅力。いきなり1年目から大活躍は想定していませんが、環境がハマれば一気に伸びる可能性も秘めていると思います。

加藤竜馬(東邦ガス) 

まず長所と懸念点、ライバル選手、将来の選手像を下記に記しました。

【長所】
・馬力のあるストレート

【懸念点】
・過去の故障歴
・変化球の種類の乏しさ

【ライバル選手】
・藤嶋建人
・土生翔太

【将来像】
・近藤大亮(読売ジャイアンツ)

3名連続で投手を指名。支配下のトリを務めたのが社会人投手の加藤。
高校時代、大学時代と故障が多く社会人でも実績は少ないのですが、それ程潜在能力の高さを評価されているのでしょう。動画を見た印象ではストレートは威力があると感じたのですが、変化球はあまり目立つモノはありませんでした。本人も変化球が課題と言っていましたし、編成部は改良可能と踏んだから指名したはず。社会人は即戦力を求められますが、加藤に関しては差し引いてみないといけません。1年目は故障せず年間通して投げてくれれば御の字ではないでしょうか。その中で武器となる変化球を見つけて欲しいですね。

次回は育成指名の4選手について書いていきます。