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「モブマーリー 2019年〜2022年作品集」作ったやつが1人寂しくライナーノーツ

中学から高校の作品を全部詰め込んだ
俺の人生そのもののアルバム、「モブマーリー」
リリースされました!

全サブスクで配信中、
ぜひぜひ下記をタップして聴いてみてください!!!


モブマーリー 2019年〜2022年作品集を聴く



聴きながら読むとより深まるライナーノーツを書いてみました。ぜひぜひです。

まずはじめに〜アルバム全体について〜

当アルバムはなるべく制作した時期の時系列に沿うようにした、つまりアルバムが進んでいくごとに
自分も少しずつ学年が上がって行くし、
声の感じとか出し方、曲のクオリティとかも
ちょっとずつ変わる。

だんだん成長していくさま。
そう言うのも込みで聴くと楽しめるかも。

例外として最後の曲、「マジで早く売れたい」は
高1の時に制作された。流れとしてはここだけすこし時間が遡る。

この配置の理由としては
全体的にマジで早く売れますようにという気持ちからである。

黒歴史 愛のテーマ



黒歴史をぶちまけるパンクロック。
サビの「黒歴史黒歴史ー」のくだりは中二の時点で作られている。
初出は中3の2019/9/17。
今回の再録版は2020年の2月ごろに録音されたと記憶している。
楽曲が固まった後の録音なので音程もがっちり
定められ、聴きやすくなったように思う
歌詞にある「イキリト」とはイキリオタクを意味するネット用語である。イキリトの爆誕史である。

さよならTwitter


黒歴史愛のテーマが終わるやいなや、間を開けずに聴こえてくるのがこの曲。
この二曲は流れ的に昔からやりたいと思ってた配置なので、
一緒にまとめて聴いても楽しんでいただけるだろう。
Twitterのやめにくい永遠の輪廻を描いたロックンロール。この曲から初めてイヤホンで聴いてもらうことを意識し、左右に録音を振り分けると言う技を覚えた。
それは一曲目の「黒歴史〜」再録版のラスサビ前にも活かされている。
二つのボーカルを左右に振り分け、デュエット感を演出。

タフなふり


50、60年代の古いブルースをモチーフに作られた。この頃から初めてピアノやエレクトリックピアノが使われるようになった。
自分で聴いてても鍵盤にまだまだ不慣れな感じがうかがえる。
「リンダリンダを大声で歌ってた 気付かぬうちに親が帰って わーわーわー」の歌詞は完全なる実話。
インスタライブ中に両親が帰ってきたのだ。
どうして世のおかんというのはタイミングよく
歌ってるタイミングで帰宅するのか。世の中の謎である。しんどい。

ボーカルのエコーが混ざって行くカオスなエンディングも印象的。


Revolution Of Inkya


楽曲自体は「黒歴史〜」「さよならTwitter」
「タフなふり」とほぼ同期。
だが、この録音は2020年にできたものなのでアルバムではこの配置。
この時はギターを初心者の練習用アンプに挿して粗末なマイクで録っていた。
弦をはじく音すらもすこし入っていて、
かなり録音苦労してたんやなーとか思う。

「パンチの聴いたギターサウンドでキミもかっこいい浪人生になろう!!」という謎の宣伝文句でサブスク配信された一曲。
彼女や彼氏がいるあなたはパートナーと一緒に聴いて即刻爆発してくれればいい。


幻覚


ぜひアルバムに入れて欲しいと言う人が何人がいたので「そこ!?」と思いながらもミキシングし直し、収録した曲。
歌詞に凄い思いが見える。何があったんやろこの頃。
「希望によく似た幻覚」「向こう側に見えてくる蜃気楼」とはなにか。
それぞれで答えがあるんじゃないかと。
あわよくば聴く人のなにか力になればいいなと。
そう言うつもりで書いたのは間違い無いと思います。

ちなみにYouTubeのMVでは中華系A○の広告が挟まれてるのは内緒の話。


ゲンジツとリソウ


彼女欲しい、マーベル的な力が欲しい、お金が欲しい、でも働きたくない、そう言った願望をこれでもかと詰め込んだ「聴くほしい物リスト」。

この録音には、シンセサイザーがふんだんに使われているがこう言った使い方は「幻覚」でシンセを使った経験が活きてる。聴き返すとちょっとこ慣れてるはじめてる。
また、ボコーダーというマイクで拾った声をシンセサイザーで加工する楽器がとむ史上
初めて使われた。サイドで聴こえるゲンジツトリーソーー、リソウトドウモチガウー、アーーという声がソレ。

とあるビートルズの有名なギターリフがこっそり一瞬だけ弾かれている。

炎の謝罪会見


「みんなテキトーに謝りすぎじゃない?」
「みんなあんまり許さないし謝罪会見って意味なくね?」
そんな疑問をテーマにした楽曲。

元ネタが明確に存在する。
あえて挙げるならビートルズやリトルリチャード、チャックベリー、60年代のロックンロール。
ボーカルとギターのエコーの感じに注目してみてほしい。60年代の曲特有のアノ感じが味わえるのではなかろうか。

この曲は本来ボツ扱いでアルバムに入れるつもりは毛頭なかったものの、ある日憧れのバンド、
ろくようびのドラマー、椿三期さんに「炎の謝罪会見、めっちゃ良い」って言ってくださった。
それでたちまち思い出の曲となってしまった。
そして晴れてアルバムにも入れられたと言うわけである。

最後のブルースセクションではあの議員も友情出演。

raiiiiiin



ここから一気にアルバムの雰囲気は変わっていく。なんせこの辺から高校一年生も後半で 
お洒落な曲への関心も高まってきたからである。

さて、raiiiiiinは人生の中でそんな曲の一発目ともいえよう。ここまでしっかりしたテクノは初めてすぎる。
今思うと雨のテーマに作った「サンセット通りの真夜中は雨」のヒントになったのはこの曲かもしれない。ストリングスのリフレインの部分少し似てるし。
raiiiiiinなくしてサンセット生まれなかった。てい、うか雨自体に一定の印象があるんかもね。

raiiiiiin、歌詞を入れておいたのでぜひ一緒に歌ってみてください。


Hourglass


一度でいいから大真面目な曲を作ってみようと試みて生まれたのがHourglass。
ずっと歌いたかった「時間」とか、そういうテーマが歌われている。
でもなんかこの曲だけじゃ言い足りず
Hourglass、BORN TO BE BONE、Scarlet Bloomで三部作にした。よって全部テーマが同じ。三曲とも繋がりを感じられる部分が所々あるかもしれない。

今回のhourglassで「走り続ける列車を眺めながら」は後々BORN TO BE BONEで使われる「夜汽車」というフレーズの次回予告みたいなつもりで書いた。

サウンド面は少し古い日本のフォークソングといった感じを意識。アコギはなるべく強めに弾いて感情的な響きになるように心掛けた。結果としてちょっと緊張感が出ているのでは。
意外とドラムはファンキーに仕上げた印象。


BORN TO BE BONE


個人的に好きな曲第一位。ライブでほとんどのオープニングを任せてる。すごく大事にしてる。
歌詞が好き。
歌もベースも割と頑張ったし、シンセも使ってるし、ギターソロもあるし、アコギもジャキジャキ鳴らしてフル装備のとむあとむ。
この曲作ってる時の部屋は楽器まみれで後でしっかり片付けろって怒られました。

この身体僕のもの楽しみは使いきれ!ってとこお気に入りです。

ちなみに「ジルコンの砂」というのはジルコンという鉱物を砂にしたやつで砂時計にも用いられることもある。

ん?砂時計?hourglass?

Scarlet Bloom


時間を描く三部作最終章。
歌詞は結構頑張って書いたけどこの曲はちょっと語るのは野暮な気がしたので音の方を中心に。

高校の軽音楽部の部室を1人で貸し切ってクソでかいアンプをクソでかい音で録ったクソいいギタートラックが収録。最後のキーーーンというハウリングはその賜物。

BORN TO BE BONEのイントロを奏でたアナログシンセサイザー、KORG Minilogueはこの曲ではアウトロを務めた。

終盤になるにつれてドラムやらギターやらシンセやらだんだんぐちゃぐちゃになっていくけど
最後の1音で全てがしっかり揃って突然クリーンになるのが聴きどころだと思う。

色々言ったけどリリース日に好きなバンド、新亜並行空間のギタボであるYoさんに「素敵な曲。染み込む。」とこの曲を褒めていただいたのでもう満足である。


サンセット通りの真夜中は雨



雨をテーマに作った曲。歌詞は、考えるな感じろ 。

新境地!!のつもりで今好きな音楽を自分でやってみた結果がコレ。
黒歴史愛のテーマからは少し縁遠いかも。
でも割と気に入っててこちらもライブではよくやっている。弾き語りではお客さんに手拍子してもらってギターソロとかやったりする。

イントロで使われたレイーーン レイーーンという音。
大きい声では言えないけどビートルズのレインをサンプリング。

全体のリズム、ドラムの裏打ち、動きまわるエレピとギターには雨の跳ねる感じが伝わってこないだろうか。

「長い夜に」から始まるCメロなる部分は
雨のザーという音をフェイザーやコーラスなどのエフェクトをかけて差し込んである。
左右に振って遊びまくってるのでイヤホンで聴くとより楽しんでいただけるだろう。

一番時間がかかったのはイントロのバイオリン隊。メロディの最後に音が「ヒューン」って下がるようにしたかったのになかなか上手くいかず、
最後は速度調整で徐々にスローにして行って
手動で音を止めた。

自分でも中学の時よりだいぶ曲全体が良くなってきた気がする。きっと気のせいじゃないよね。まだまだ頑張ります。


んでYouTubeにあげたMVが死ぬほど、もう人生で一番凝ったのでよかったら観てくださいお願いします🙏

サンセット通りの真夜中は雨 MV




たたかうひと 次回予告試聴ver

次回のアルバムのジャケット、リリース時の来年以降にモザイクを剥ぎます


次回のアルバムの鉄板曲です。乞うご期待。
サウンドは今作鋭利です、
歌詞も少し10代の最後に近づいたということで、より今しか歌えないようなことを歌ってる。
来年になるけどまじでぜひ楽しみにして欲しい。

10代最後の完全オリジナル卒業制作。


の、お試しということで「モブマーリー」では
次回予告試聴verを!
たたかうひとは小さい頃に見たようなヒーローの漫画やアニメと今日常で戦ってる自分たちを重ねた曲。次回作では歌詞も出します!!!

最後の謎の茶番は中3の時に作ったやつ。
2019年の俺のYouTubeより
「ゲンジツとリソウ MV」の最後で聴ける
なんかどーせ途中までならなんか変なのを差し込もうと思って入れてみた。

ちょっと次の曲と繋がりができてておもろい。


マジで早く売れたい



マジで早く売れたくて作った曲。 
king gnuの2声コーラスや、KPOPでよく聴く小粋なラップ。またはHip hop、シティポップ。ジャスティンビーバー。 

令和の売れ線を全部網羅しようとした。私にプライドはない。

ラップパートで「今津で米津とツーショット映える」と歌われるが今津とは兵庫県西宮市にある地名。なんでそんなニッチなところで米津玄師と写真撮りたいんだってツッコまれたら、ぐうの音も出ない。

丸14曲つらつらと歌われてきたが、最後にはこの曲に尽きる。「君の気を引く」のである。
「持てる武器を全て持って再起をかける」のである。
中学の時作れなかったアルバム、あんまり伸びなかった動画、ミスったライブ、
音楽面だけじゃなくてもあいつと仲直りできなかったとか、初恋の人に好きって言えなかったとか、こないだのLiella !のテレビ出演録画してねえとか...

諸々の再起をかけにきたのだ。すべてへのリベンジ、それが「モブマーリー」だ。


終わりに


というわけで長文になりましたが、全曲終了です
多いけどノリとしては聴きながら軽くーみたいな感じなんで全然そんなガッツリ読まないでくだちい。モブマーリーがよりたくさんの人に届くことを祈ります。
マジで早くみんなに届け!!!!!!! 


以上になります、ここまで読んでくださり
ありがとうございました。

よかったらMVとか、ふざけた動画とかも上げている、
YouTubeチャンネル、
「TOM 高校生が一人寂しく宅録」も、あわせてお楽しみください。

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