どうでもいーとるずでオレが行った研究と結果〜蘇れビートルズ〜
まずどうでもいーとるずってなに?と言う方はぜひこちらをご覧ください。
ここから本編です。ぜひ楽しんで↓
去年の夏に大学で仲のいい男友達と仲のいい女友達が付き合った。
男子校出身の俺は
男と女関係なく大勢と接触するキャンパスライフにしばらく不慣れであった。
そこで生じた問題がある。
いや友達の彼女やから話すんめっちゃ気まず!!!!!!!!!!!!!
わかっている。別にそれがしの様な低スペックが話したところで彼女の恋愛に水を差してしまう、
というような烏滸がましいことは考えていない。
彼らが友達として好きなのだ、幸せになってほしいのだ。もし少しでも俺が絡むことで彼氏側に疑惑を持たせてしまうのなら!いっそ話さないほうがいいのか!?!?
そんな俺はすがるように真夜中にギターを手に取った。
ふと前の壁を眺めるとジョンレノンがあしらうような表情でこちらをみる。
どうだミスターレノン、こんな俺は情けないだろう。僕が感じた孤独は水面に映る月ほど綺麗か????????????????
ビートルズのノーウェアマンを鼻歌で歌いながらギターを弾く。
半ばヤケクソ気味にこう歌った
「友達の〜彼女と〜目も合わせられない〜」
深夜テンションもあってかこのまま作りきって
ドラムとベースとギターと歌を録音し切ってしまった。
なんならスーツを着て動画を撮り編集までして投稿したのだ。
もうそこには自己満しかなかった。
周りのニーズを考えないマスターベーション・ロックンロールの手引き。
だがそれは今までの動画の再生数を上回った。
ここから俺のシリーズ「どうでもいーとるず」が始まった。
現在はSNSの総視聴回数100万回を超え
まだまだ底辺ながらも
そろそろ8本目の動画に差し掛かるのだが、コンセプトは一緒だ。
「本当にどうでもいいことだけど自分が引っかかったこと、嫌だったことを、かのビートルズの名曲に影響されながら歌い上げていく」というものだ。
別にシリーズ化しようとおもって始めたものじゃない。単純な興味が湧いた。
「そんなに若い層に聴かれていないビートルズのパロディがなぜいつもより伸びたのか。」ということにだ。
作り続けて反応を周りの伺いつづけてわかった「どうでもいーとるず」のあるべき姿は以下の三つの通りだ。
自虐的であるべき、それもコミカルに
ヒップホップは「強い自分を見せる」という姿勢の楽曲が多い。それで言うとどうでもいーとるずはヒップホップとは最も対極の位置にいる。
女と話せない、振られる、スマホが顔面に直撃する、休日を無駄にする、ささくれを痛がる、店員に愛想悪くされる、
常にいーとるずはダサい実話を歌ってきた。
見てる側にはここに「ダサいな笑笑笑笑」と
言う笑いと「わかる笑笑笑笑」と言う感情がある。
時々「自分はまだこれよりはマシだからやっていける。」
「自分の悲劇を歌にしてくれてありがとう」と言ってくれる人もいる。
たくさんの人が一度は体験する普遍的な話題であるべきなのだ。
そして悲劇的すぎてはいけない。笑えないもん。
「スマホ直撃して頭打って植物人間になりました」とか歌ったらみんな引くでしょ。
程よく深刻に、程よく笑えないといけない。
大爆笑じゃなくていい
俺は芸人じゃない。面白くない。年中無休でスベっている。毎日。
てかさリア友のみんなさ「とむは程よく面白い」とか言うよね。それ悪口やで。
大爆笑は取れない
だが、情熱はある。
人を笑かせてみたい。
音楽なら大爆笑はいらない。
「音楽として聴く」と言う目的が付加されるから
「面白い」は片手間ということにできるのだ。
なんなら前述の「たくさんの人が一度は体験することを歌う」方が大事。
できないことはやらなくていい。無理して言うギャグほど可哀想で笑えないものはない。
できないことはちょっとだけリスナーに委ねるのも手だろう。
マニアックな要素を盛る
そもそもビートルズというのがちょっとマニアックだ。悲しいけど。
そもそもターゲット層的にはミスってる。
ビートルズなんてそんなにたくさんの10代に聴かれてない。
俺はこれを覆したかった。ずっと。
ビートルズにこだわったのはここがでかい。
でもそれは逆にライバルがいないということだ。
ビートルズを、好きじゃなくても一度も聴いたことがない人はあまりいないだろう。
逆にこの「あまり聴いたことないけどなんか知ってる」がこのシリーズの普遍性を助長しているのだろう。
そして、シリーズには必ずさらにマニアックなビートルズ豆知識が含まれている
ジョンレノンはガニ股だったり、ポールマッカートニーは左利きだったり、日本公演ではマイクがとても不安定で本人たちはマイクの位置を直しながら歌った〜とか、ビートルズの曲からギターリフやコーラスをパクったり。
ビートルズが好きな人がこれを見つけてニヤリとできるのが大事だ。
我々は「周りの人が気づいてないことを気づく」というシチュエーションが好きな生き物。
そんな元ネタ探しを求めて次回作を待ってくれている人もいるのだ。
この三つを大事にシリーズを作っている。
「あなたのおかげでビートルズを知ってどハマりしました」という俺宛のインスタのメッセージを見て
本当にやってみて良かったなと思う。
こんな自己満が少しでも誰かの役に立ってたり、
ビートルズの認知に繋がったことが本当に嬉しかった。
そろそろネタ切れが来そうなのできっとシリーズの終わりも近い。
もしよろしければいまこれを読んでいるあなたにこれからもどうでもいーとるずの活躍を見てて欲しいなと願う。
あと願わくばついでに俺のガチ曲も本当に聴いて欲しいなと・・・
まじでとむあとむ売れてないから・・・
ガチポップソングの穴場ここにあるから
見つけに来てな。
7/10も11曲入りのアルバムがサブスクでリリースされる。
誰にでもある「終わり」を歌い続けるアルバムだ。
ぜひ聴きに来て欲しい。
↑
TOM-ATOMの今までの曲および新アルバムの
待機場所
そういえば2025/1/24の俺の20歳記念ワンマンでもどうでもいーとるずが最初にしてたぶん最後のライブを行う。
ぜひ神戸へ足を運んでね。
チケットはこちら
以上です。
ここまで読んでいただいてありがとうございました
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?