King Gnuの対義語は「おはよう世界」
「King Gnuの歌い出しくらい繊細」
お笑いコンビ・千鳥のノブがグルメ番組で味の繊細さを伝えるときにこんな表現していて声を出して笑った。Youtube再生回数が2億回を超える『白日』でその繊細さがいかんなく発揮されている。
僕は『白日』が好きで、よく聴いている。そして、この曲をスマホの目覚まし音に設定している。歌い出しの繊細さに触れたばかりなので、何が言いたいのか簡単に想像がつくと思う。
そう、全く起きれない。好きだけど、この曲は目覚ましに全く向いていない。
僕は毎日泥のように眠っている。一度眠りに入るとちょっとやそっとの物音では起きない。身体をゆすられても起きられない。そこに井口理さんの優しい歌声を聴かされたところで起きれるはずがない。
なぜ『白日』だったんだろうか。いや、まあ好きだからなんだけど。どうにか『白日』で目覚めようと1年近く頑張ってきたけど、さすがに変え時かもしれないと思い始めている。
この曲で朝目覚めてどっかの誰かになっていたかったけどなれやしなかった訳だ。
『白日』が目覚ましに最も適していない曲だということは学んだので、どうせなら次は『白日』と対極にある“目覚ましに最も適した曲"を選びたい。
そんな折、これ以上ない曲を見つけた。『白日』の対極、いわば『白日』の対義語にたどり着いた。残念ながらKing Gnuの曲ではないのだけど、これ以上に目覚まし適正◎な曲はない。もっと早く出会いたかった。
何も言わず、まずは聴いてみてほしい。
BURNOUT SYNDROMESの『Good Morning World!』。おはよう、世界。これほどまでに朝の挨拶を全面に押し出した曲が未だかつてあったのだろうか。なんだ、目覚めと同時に作詞をしたのだろうか。
歌い出しは繊細というより豪快。第一声の「お」で鼓膜へダイレクトアタック。『白日』が柔なら『Good Morning World!』は剛。起きる。これなら絶対に起きる。
アニメ『Dr.STONE』のオープニング曲なんだけど、これは『めざましテレビ』の主題歌を務めなくても大丈夫なのか心配になる。
自粛期間を利用してアニメを見まくっていたおかげで、史上最高の目覚ましソングに出会うことができた。本当にありがとうございます。BURNOUT SYNDROMESさん、これから毎日聴きます。おはようございます。
早速、この曲を目覚ましに設定してみた。すると「OH★HA★YOH!!」の破壊力で起きた次の瞬間に心臓止まるかと思った。
完全に覚醒した状態で聴いてた時は「これ目覚ましに最適だ!やったぜ!」って興奮していたけど、まだ意識がはっきりしてない状態で聴いたらシンプルに怒りが湧いてきた。
ああ、なるほど。深夜テンションで書いた文章が朝になって恥ずかしくなるのに似ている。こちとらそこまで目覚めにストイックではないのだ。
『白日』の対義語がおはよう世界で、おはよう世界の同義語が深夜テンション。学びが深い。
泣く泣く設定を解除する。しばらくはまた『白日』のままだ。起きれなくても、まあ心臓が止まるよりはずっといいか。
おやすみ、世界。
BURNOUT SYNDROMES、めっちゃかっこいい!
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