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魔女の旅々の「々」のことばっかり考えてる

魔女の旅々の々ってすっごくないですか。(友利奈緒)

だって本来旅々なんて言葉はないわけですよ。魔女の旅だとしても主旨は伝わるんですよ。
でも旅々って言葉を見れば、それが魔女の旅々のことだってすぐわかる。

もしこの々が無かったら。

いくら旅々ちゃんが顔良過ぎ女だとしても、あっという間に数多のアニメの中に埋没してしまっていたことでしょう。

旅々ちゃんが死屍累々の今期ヒロインレースのトップを独走できているのは、ひとえにこの々の力と言っても過言ではありません。
だってもう旅々ちゃんって呼びたくてしかたないもん。


で、ぼくが唐突に思い出したのはジョジョの奇妙な冒険第7部のこと。

第7部スティール・ボール・ランの主人公といえばみなさんご存知ジョニィ・ジョースターですが、以前ネットでこんな書き込みを見て「たしかになあ」と思ったのです。

「ジョニーをジョニィにしただけでジョジョの話だってすぐわかるのがすごい」

今でこそ当たり前のようにジョニィという名前で定着していますが、Johnny Joestarであれば通常ジョニー・ジョースターと表記するのが自然なわけです。

「ジョニー」と聞いても、ジョニー・デップの話かジョニー・B・グッドの話かはたまたジョニー・ブラボーの話なのか全然わからない。
でも「ジョニィ」なら一発でああ、ジョジョ7部の話ねとピンと来る。

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このひとつで、全世界のJohnnyたちとの大胆な差別化に成功したわけです。
荒木先生の職人技ですね。

そして魔女の旅々の々もまた、このィと同じくらいの革命だと思うのです。

々さえあれば、どんなタイトルでもよりキャッチーになるのではないか。

たとえば、2001年宇宙の旅という映画がありますよね。

タイトルを聞くだけで眠くなりそうです。
見るともっと眠くなります。

でもこれが2001年宇宙の旅々だったらどうでしょう。

読んだ瞬間ちょっぴり引っ掛かりませんか。
HAL9000が「ポットベイのドアを閉じたのはいったい誰でしょう?そう、わたしです。」って言いそうじゃありませんか。

完璧主義で知られるスタンリー・キューブリック監督がこの邦題を見たらきっと「その々って要る?」と問うことでしょう。

この引っ掛かりが人々の記憶に残るわけです。


そんなわけで、いまのぼくは「々」に興味津々なのです。

こうなってくるともう々という文字を見ただけで段々と愛おしくなってきてしまう。

よく見ると々って形も中々可愛い気がする。

知りたい…

々のこと隅々まで知りたい!


こういうの踊り字って言うんだ。

だから旅々ちゃんもOPで杖振って踊ってるんですね。
あのシーン見る度々に魔女でブヒ々になってしまう。

ちなみにぼくはいつも「どう」で変換してたけど他にもいろいろ読ませ方があるみたいですね。

々、俺おまえのこと何も知らなかったよ。ごめんな。

もはや々のいない世界は考えられない。
だって想像してみてください。

もし澤村・スペンサー・英梨々が澤村・スペンサー・英梨梨だったら、字面が重々しくなってあの軽妙な語感のキュートさは生まれません。

龍ヶ嬢七々々の埋蔵金が龍ヶ嬢七七七の埋蔵金だったら、もう二度とタイトルを手打ちしようとは思わないでしょう。

我々が日々の生活の中でいかに々の恩恵を受けているのか、今回久々に深々と考えることができた私なのでした。

近くにあるものほど、ありがたみがわからないものですね。(旅々ちゃんっぽい締め)


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