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データ収集と分析の重要性

今回はデータ収集と分析の重要性についてです。

最近の葬儀業界ではコンサルタントの活躍?もあって、特に顧客接点のデータ収集と分析が当たり前のようになりましたが、それでも未だに品質などに関するデータ収集(可視化といってもよいかもしれません)と分析をしていない企業があるのも事実です。

デジタルはツールの進化でデータ収集や分析が容易になっていますが、オフラインに関するデータ化と活用に疎い企業が多いように思います。

なぜ、できないのでしょうか。原因には大きく3つあると考えています。

①    社長やマネジメントクラスがデータ収集の目的と重要性を理解していない。
②    担当者に目的が理解されていない。
③    数値収集や分析の方法がわからない。

例えば、現場スタッフからすると、社長や上司に、「電話相談の内容を振り分けて数値管理しろ」と言われると、具体的なやり方もわからないため「面倒くさい仕事が増えた」と思われがちです。

これがうまくいかない理由の一部です。

なぜ、電話相談の内容ごとに振り分けてデータ化するのか。その目的を一気通貫し理解してもらうこと、そのやり方を教えることができれば、実際に電話を取っている人たちも、きっちりと管理してくれるようになります。

また、施策実行でのデータの変化など、電話を受けているスタッフにもフィードバックすることでさらに理解が深まり、施策の精度が上がります。

■データ収集と分析の重要性
データ収集と分析は、幅広い分野で重要な役割を果たしています。以下にその具体的な理由をお伝えします。

1. 意思決定の支援
データ収集と分析は、適切な情報に基づいて意思決定を行うために必要です。
過去のデータやトレンドを分析することで、将来の予測や戦略・戦術の見通しが可能となります。
データの成長分析、収益の変化を特定し、効果的な戦略を考えることができます。

2. 問題解決と改善
データの収集と分析は、問題の特定と解決にも役立ちます。
顧客からのフィードバックやトラブルのデータを分析することで、製品やサービスの改善点を指摘し、顧客満足度を向上させることができます。

3. パフォーマンス評価
個人や組織のパフォーマンス評価には、客観的なデータが必要です。
目標と実績を比較し、問題があれば改善策を見つけることができます。従業員の業績評価やプロジェクトの進捗管理においても重要です。

4. トレンドの発見
過去のデータを分析することで、市場や社会のトレンドを発見することができます。
これにより、必要な変化や新たな機会を捉え、迅速な対応が可能です。
競合の動向を分析することで、市場ニーズを先読みすることができます。

5. リスク管理
リスクを真剣に考えるためにも、データ収集と分析が必要です。
金融機関では市場データの分析によりリスクを予測し、適切な対策を講じます。
また、製造業でも品質データの分析により不良率を低下させ、生産効率を向上させることが可能です。

6. 洞察の獲得
データの分析は新たな洞察を得る手段でもあります。
データ間の関連性やパターンを見つけることで、新しい視点やアイデアが生まれます。
これにより、創造的な問題の解決や革新が促進されます。

7. 効果的なマーケティング
マーケティング戦略の考え方にもデータ分析は必要です。
一例ですが、生活者の意識や行動データを分析することで、ターゲット層の特定ができたり、
購買履歴の収集と分析からキャンペーンの効果測定が可能です。
これにより、限られた予算を効果的に活用することができるようになります。

データ収集と分析は、事実に基づいた意思決定や改善、戦略の検討に重要な要素です。

私も再度、社内を見回してみたいと思います。

今回は以上です。
最後までお読みくださいましてありがとうございました。

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