眠れない、夜に。

まだ終わっていないが、
11月、本当に色んなことがあった。

彼女と別れた。
自分の至らなさを実感する出来事だった。
別れたあとも何度か連絡を取って、でも今はもう完全に終わった。
大学のゼミが一緒なのでこれからも彼女とは顔を合わせることになるのだけど、いったん今はそれについてあれこれ考えないことにした。
今まで通り明るく振舞おうか、あるいは反省の色を示すべきなのかなど考えたりしたが、自然体でいようと決めた。
相手はどう思っているんだろうなとか、ひとり考えてもやもやするのはもうやめた。

お互い言葉にしていないだけで、色々なことが重なって今回の結末に至ったのだと思う。
相手のことを知りすぎようとするのは良くないなとも思った。
そして、別れてからの一連のやり取りで、僕が思ったのは
彼女ってこんなに賢くて強い人なんだってこと。
今までの恋愛は、彼女と別れたとき、意地になって一旦彼女のことを嫌いになるっていう感じだったんですけど、今回は違くて、なんかもう、リスペクトです。
本当に、賢くて強い人だな、って思いました。

やり取りが終わって、ひと段落した、次の日、
高校時代の恩師の死を知りました。

今年の年末僕が帰省する際に飲みに行きたいなと思って、勤務しているはずの高校に電話を掛けました。
事務の方にその事実を告げられた時は、言葉が出ませんでした。
亡くなったのは、1か月前との事でした。
涸れるほど、泣きました。

そしてつい先日、僕らはサッカーのリーグ戦、最終節で敗北を喫しリーグ降格。
僕は浮足立ったのか、前半途中で膝を打ち、思うようなプレーができずにハーフタイムでの交代。
後十字靭帯損傷。
父親が新幹線で遥々見に来てくれていました。
そんな中、何もできなかったなぁと。

そして、なにより、降格です。
来年闘うリーグは、今年とは全くレベルが違くて、
今は本当に現実を受け入れられません。

全て、この11月に起こったことです。
それも、たった3週間あまり。

試合の翌日、父親とホテルの朝食を食べていました。
めちゃくちゃ豪華なバイキングです。
美味しそうなものばかり、ですが僕の左脚は思うように動かないため、バイキングで歩くのもしんどいです。
食べ物が全然喉を通りません。
父親と色々話しながら、とめどなく溢れ出てくる涙。
何に対して泣いているのかは、全くわかりません。
ただ、自分がこれからどうしていけばいいのかわからず、
本当にとめどなく、溢れてきます。

父親は、
ちょっと燃え尽きているところがあると思うから、今はゆっくりしなさい。
心を休めて、充電しなさい。
と言ってくれました。

その日の夜は、小学校からの仲の友達と、
ビデオを繋いで、話しました。

ここ1年近く食べていなかったスナック菓子を買って、
お酒をたくさん買って、カップ麺を買って

アスリートとしては失格です。

でも、本当に心が軽くなりました。

ある意味、自分がとった選択みたいなものは、間違ってなかったのかなというか、仕方のないものだったのかなというか。

正直、何をしても楽しくなかったので、
お酒の力を借りてでも、楽しく話せてよかったです。
久しぶりに、心から笑えた気がします。

といっても、まだまだ先は真っ暗だし、
どうしたらいいかもわかりません。
恐らく膝の怪我は全治3か月くらいかかりますし
もう、どうしたらいいのかなといった感じです。

今はただ、あんまり難しいことは考えずに
ただ生きてみようかなって思います。

なんだか、少し疲れました。
充電します。
心ゆくまで、ゆっくりしようと思います。
今は、とにかく休みます。