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化学的要因による抜け毛

化学的的要因による抜け毛

頭皮のかぶれとして多いものに染毛剤があげられるであろう。過去の報告として
パラフェニレンジアミンに対する接触皮膚炎のあと、円形脱毛症を生じた症例報告が2例ある。
円形脱毛症は毛包組織への自己免疫反応と考えられており、いずれの論文も円形脱毛症がなぜ誘導されたのか明確な機序は不明としている。
炎症による毛包の免疫寛容が波状したのではないかと推測されている。

その他、染毛剤によるかぶれの後、永久脱毛になってしまった症例報告も存在する。
こうした稀な報告例もあるが、一般的に染毛剤による抜け毛は化学物質による接触皮膚炎による免疫バランスの変調による休止期の誘導による脱毛症が多いと考えられる。

染毛剤などにかぶれた後、2〜4ヶ月程度経過した後に脱毛症状を自覚している。皮膚生検では炎症所見がみられないため、休止期脱毛症と診断される。

染毛剤の成分のパラフェニレンジアミンにアレルギー性接触皮膚炎を生じる報告が多い。なお、マウスによる実験的な染毛剤による接触皮膚炎モデルでは、モノエタノールアミンと過酸化水素の組み合わせ相乗的に表皮細胞の酸化ストレスと細胞毒性を誘導し、脱毛と皮膚炎を誘発することが明らかになった。酸化ストレスが染毛剤による皮膚炎のメカニズムである可能性が示された。

一貫して、モノエタノールアミンと過酸化水素は相乗的にヒトケラチノサイトの酸化ストレスと細胞毒性を誘導したと報告している。

まつ毛に対するマスカラに対する接触皮膚炎によってまつ毛が脱毛した症例報告もある。

浜松医科大学皮膚科学講座 伊藤泰介先生の報告文ですが、
薬品を使えなくなった方や、ケミカルが苦手な方、脱毛や薄毛に悩んでいる方にも
こうした実例を交えて知って頂けると、より信憑性があってよいかと思い
書かせて頂きました。

薬品がダメでやめた方が良いとか、怖いモノだからやめておけ、ということが言いたいのではありません。
僕が言いたいのは「化学的な染毛剤」だけではなく
ヘナやハーブなどの薬品を使わないでも染毛が行える手段があること
そして、その手段は学べば困っている人や悩んでいる人も美容室へ通える様になるということです。

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この記事は『毛髪診断士』である
酒井が書きました。
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