自分はヲタクなのか

私はアニメを見るのが好きだ。

けどヲタクなのかと言われると言葉につまる。
そのくせ、仲間内では「ほら、私ヲタクだから(笑)」とヲタクを盾に自分の欠点をヲタクのせいにしてしまう。

ヲタクとは本来、一つの分野を熟知している人のことを言う。だからこそ、自分の得意な分野以外の話をされるとしどろもどろになっていい権利が与えられると思っている。私が常にしどろもどろなのをヲタクのせいにしてはいけない。なぜなら、私はヲタクじゃないのだから!!

なぜヲタクじゃないかと言うと、アニメは確かによく見ている。けど、見ているだけなのだ。

すごくいい作品だと感じたアニメでもニコニコ動画などで一挙放送がない限り何度も見返したりは滅多にしない。自ら進んで見返したとしてもせいぜい一回ぐらい。だから数を多く見ているのかと言うとそうでもない。

UCは見たけど宇宙世紀は初代ガンダムの15話までしか見てない。と書けば私の忍耐力のなさがわかるだろうか。(ヲタクならガンダム見なきゃと思って初代を10話ぐらいまで見て絵の古さに断念し、UCの美麗さに感動して、宇宙世紀を理解しようと初代の続きを見始めたがやはり無理だったタイプ。)

そして、ヲタクならよくやるはず!『考察、感想を書く』これができないのだ。「うまく言えないけど感動した!」私がアニメ見たあとによくいうやつである。言語化を拒否。理屈抜きで面白かったアニメだったのかもしれないがそれにしても…である。

何か感想を述べようにも「かわいい」「よかった」「素敵」ですませがちの私のツイッター。中身がない。(何か言って誰かの解釈違いになったら嫌だし…)

よって私はヲタクになりたい、しどろもどろに喋るのアニメ見る人なのだ。

なんで私はアニメを見ているんだろう…ツイッターでアニメの理解が深まるスペシャルな考察、情景まで浮かび上がる感想を読んでいるとよく思う。けれどもアニメを見るのはやめられない。学生時代のヲタク友達が徐々に正気に戻って仕事や勉強、夢に向かって頑張っていても私だけは何者にもなれずなんとなくアニメ見て「うまく言えないけど感動した!」って言い続けるんだろうな。虚無。

嬉しすぎます!