なんでもない日が特別に変わる。



こんばんは。


昼夜逆転生活が始まり、特にコレといった出来事がないまま4月が終わろうとしていますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?



本日は2018年10月24日発売されました6枚目のアルバム『STARTING OVER』に収録されております、『非凡の花束』を考察していきたいと思います。




個人的に高橋優が創ったラブソングの中でも1、2を争うレベルで大好きな楽曲です。




発売された当初、一部ファンの間では

”好きな人ができたんじゃないか”、”結婚するんじゃないか”

と噂されていましたよね。笑




高橋優には幸せになって欲しいと心から願っているものの、私自身に恋人ができるまで独身であって欲しいという身勝手な願望のせいで、根拠のない噂にダメージを喰らい、メンタルをすり減らしていたのを昨日のことのように覚えてます…笑




では、始めていきましょう!




つつがなく今日やるべきことをやって家に帰る
食事に誘われたらそこにもちゃんと顔を出す
全部終わったら遅い時は午前3時4時5時6時7時
あんまり寝れないまま明日も頑張らなきゃな


ここの部分だけでこの曲に出てくる主人公の生活背景が見えてきますよね。


グレーがかったイメージで、ほんと代わり映えのないありふれた独身男性の生活って感じ。

あぁ〜思ってたより遅くなっちったなぁ〜明日も早いのに…

みたいなことを心で思いながら、服を脱いで寝る準備を進めるみたいな。


家に帰ったらひたすら眠るだけだって歌が好きだけど
いまから電源切って家でひたすら寝たらどうなるのかな
たとえばこのまま部屋から出ないで今日を過ごしたら
誰か困るかな とか思いながらいつも支度してる


ここで、この曲に出てくる主人公の嘆きが出てくるんですよね。


自分に対して”ダメな奴だな”って思ってる自分が出てきて、このまま気が済むまで寝て、仕事にいかなかったとしても、まぁ何とかなるんじゃね?みたいな気持ちになって。だけどまぁそんなことする度胸もないから、仕方なく家を出る準備を始める、みたいな。



この主人公の気持ちめちゃくちゃわかるんですよね。別に自分なんかいなくても、変わりはいくらでもいるし、3日経てば忘れられるって思いながら生きてる。(急に重い)



僕と会うときくらいメイク気にしなくていいよって言うと
それは逆だよって言いながら少しムッとする君が可笑しくて
必死こいて汗かいてベソかいたことなんか1回も無いみたいに
すまし顔の君の手をなんも言わないで握りしめる


はい、ここで”君”が登場します。

これは余談なのですが、おそらくこの曲が出来る前に、関ジャニ∞の大倉さんとパーソナリティーを務められていたANN内で、「別に化粧なんかしなくたって良くない?」という類の発言をされてらっしゃったんですよね。笑


それに対して、

違う違う!!そうじゃ!!そうじゃな〜い〜!!!!!

と心の中の鈴木雅之が歌い出し、「逆に好きな人の前だからこそ化粧をちゃんとしたいの!」的なことをTwitterで呟いたのを覚えてます。


考察に戻りますね、ゴメンナサイ。



ここで思ったのは、おそらく主人公の”僕”は、”君”のことが愛しくて仕方ないんだろうなぁ〜と。メイクしてようがしてまいが、もうとにかく可愛くて愛しくて仕方ないんですよ。



ここで注目して頂きたいのは、”みたいに”と”すまし顔”というフレーズなんです。



”君”が必死になってガムシャラに頑張っている姿を、ちゃんと知っている上での言葉だと思うんですよね。



この曲の世界は、同作に収録されている『キャッチボール』の世界と繋がっているような気がしているので、また追々纏めたいなと思っているのですが。




メイクなんか気にしてられないほどガムシャラになって頑張っている時だってあるのに、”僕”の前ではそんなそぶりを一切見せないでいる”君”の強さや優しさ、女の子らしさが愛しくて仕方なくて、思わず手を握ったんでしょう。



ここで抱きしめるのではなく、手を握るのが高橋優らしい部分だと思う。




子供が産まれたり 初めて笑ったり 歩きはじめたり 手を握りあったり
見飽きた景色の中に隠れてる特別な今日が満ち溢れてるよ
記念日じゃないけど 君に花束を いい匂いするでしょ いつもありがとう
なんでもない日を 歩いてくれてる 君のなにもかも 愛してる


エッッ急に子供!?!?!?!?ってなりますよね、私もなりました。


ここの部分って実際に”君”と”僕”の間の子供が生まれたわけじゃなくって、単なる例え話だと私は思っていて。



すごく壮大な話になるのですが、たった今この瞬間に、世界中のどこかでは新しい命が生まれて喜んでいるかもしれないじゃないですか。


新しい命が生まれたことによって、誰かにとって今日という日が、かけがえのない記念日になるわけじゃないですか。


それと同じように、誰かにとって今日が初めて笑った記念日になるかもしれないし、初めて歩いた記念日になるかもしれないし、手を握り合った日になるかもしれない。


自分にとっては”何でもない日”だったとしても、この世界で生きてる誰かにとっては”特別な今日”なんですよ。



記念日でもなんでもない日に、こんな”僕”と共に過ごしてくれている今日という日がとても尊く思えたから、”君”に感謝の気持ちを込めた花束を渡したんじゃないかなぁ。


不器用な”僕”なりの精一杯の愛情の伝え方だったのかもしれない。



君が頑張ってるところをずっと見てるよなんて
優しく言ってくる輩にコロッと落ちていきもしないまま
かたや前髪を切ったことにもろくに気づきやしない
こんな鈍臭い奴の手をまた君は握っている


きっと”君”の周りには、”僕”と違って些細なことにも気が付いて、ちゃんと言葉にして気持ちを伝えてくれる男性がいるんでしょうね。笑

頑張っていることを知っていてもそれをちゃんと言葉にできない。些細な変化にも気付いてあげられない。そんな不器用な自分に対して、またもや”ダメな奴だな”って感情が湧いてくるんだろうなと。

そんな自分なのに、”君”は手を握ってくれている。”僕”にとってはかけがえのない存在なんだろうな。



一番悲しかった日 辛くて泣いた日 倒れてしまった日 許せなかった日
身に覚えがある 出来事や気持ち 今日もどこかで誰かが泣いてる
祝ったらダメかな? 何事もない今日 仕事イヤだったり 寝不足だったり
冗談言えたり 一緒に笑ったり 君に会わせてもらえる今日を


二人が共に重ねてきた時間の中には、辛い出来事もあったんだろう。

喧嘩したり、すれ違ったり、分かり合えないこともあったはず。

きっと同じような出来事が今、この世界のどこかで起こっていて、中には別れを選んだ二人もいるかもしれない。



だけど、変わらず”僕”の側にいてくれて、仕事の愚痴を言い合って、話が盛り上がって深夜まで続いた故に、次の日寝不足になっちゃったり。笑 冗談言って、笑い合って、共に過ごせることに喜びや幸せを感じたんだと思う。



記念日じゃないけど 君に花束を いい匂いするでしょ いつもありがとう
なんでもない日が 特別に変わる 君のなにもかも 愛してる


例えなんでもない日だったとしても、

日々の感謝の気持ちを込めて花束を渡せば、特別な日になる。



些細な変化に気付いてあげられないし不器用な”僕”だけど、いつも一緒に笑ってくれて、好きでいてくれてありがとう。


いつも見えないところで努力して、頑張ってる優しい”君”のなにもかも全部



愛してるよ。




そんなメッセージを”僕”は”君”に伝えたいんじゃないかと思いました。





以上で私の考察は終わりです。





本当に素敵な曲だし、そりゃ恋人できたんじゃないかって疑われても仕方がないような世界観ですよね。笑





考察を進めていく中で、あまりにも歌詞が素敵すぎるし、曲の世界観に入り込みすぎてもうずっと涙目。笑




こんなにも愛されている”君”は本当に幸せ者だなと思いました。





いやぁ〜余韻がすごいです。本当に。



さて次回なんですが、文中でも少し触れましたキャッチボールを考察しようかと思っております。これもまためちゃくちゃいい曲です。



今回のと合わせて読んでいただければ、もっと曲の世界観を楽しんでいただけるのではないかと思っております。



乞うご期待!!!笑




ここまで長々と読んでくださりありがとうございました!

リクエスト等がざいましたら是非コメントしていただければと思います。





それでは!




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