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おもいつき

この街でも、夜見上げると星が見える
左側の空には食べかけのパンケーキみたいな形の月が見えて
視界のふちに手の届かない高さの木にみかんがなってる

普段人のいない公園は珍しく人で賑わってる
笑い声が聞こえる

呼吸の仕方になれた
ようやくと言ったらそうでもある

こうやって暮らしに少しずつ慣れていくのかと思う
徐々にこの街が好きな理由が増えていく

不思議なことにさ、この先のことは分からなくて
それは、ほんとうにそうその先に居る私にしか分からない

この余白を愛おしいと気づく
言葉にしたらさ、照れくさいよね なんかね

また会いたい人と瞬間がある
いつかはきっと来るから、そうこの先はまだ分からないから

夜が好きだと気がつく夜型人間
あの曲の歌詞を思いだす
またしてもタイトルが思い出せないいつもの私

私の意味の無いルーティンを書き留めてみようと思う

本のページをめくる、巡る、捲る
一瞬それを止めて、後で続きを読もうと決めて
本を閉じようとする
左下か、右下、はたまた真ん中の下方にある本のページ数を覚えようと見つめる
次に読むために
でも覚えることが得意では無いから大抵その数字を忘れている
次に読む時結局続きを探すのに困るから

中学生とかそれぐらいの時、なぜが
どうでもいいとかいう言葉に惹かれていた
理由は今も分からない
その言葉を口にする心理はその逆
どうでもいいって口にするほど、どうでも良くなれない自分がどこかにいる

最近ちゃんと気がついたこと
音楽のサウンドが好き
サウンドそのもののもつ世界の広がりの中で過ごす時間
ギターの音がとてもすき
自分のために 何が好きかいちいち言葉にしてあげる

眠いね もうすぐ冬が来るよ
鼻の奥がツンとするあの寒さが何となく恋しいよ
顔をうずめると温かいあのマフラーもさ

きょうはあたたくして、おやすみ

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