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三十路までスキルなし人間が、パーソナルジムを独立開業するまで(RIZAP~整骨院時代編。29歳~32歳)

【地獄のRIZAP下積み時期】

ライザップの研修は1か月間、六本木にある店舗で行われた。
同期メンバーは自分を含め8人くらいだったと記憶している。以外と30歳前後の同世代が多く、なんだか嬉しかった。
そこで栄養、トレーニング、カウンセリングなどの基礎を叩きこまれる。

低糖質食事法を実践して自ら減量を体感し、
ベンチプレス、スクワット、デッドリフトなど基礎のトレーニングを学んだ。
今までやっていたジムでのトレーニングがただのお遊びだったと気付かされた。

一番苦労したのは、カウンセリング。
ロープレを繰り返し繰り返しやらされて、それが嫌だった。

実践のセッションを想定したロープレも徹底的に反復させられた。トークをしながら、機材のセッティングをして、トレーニングの見本を見せて、実際にトレーニングをやってもらう。
しっかりフォームのエラーを見極められるかを見られる。

今思うとなんてことないことだか、当時は相当必死だった。なんせ研修の最終日には試験を行い、合格しないと店舗に配属されないからだ。

ありがたいことに研修中も給料は発生していたが、家族はとても養えない給料なので、早く店舗でセッションをして稼がなくてはいけないプレッシャーもあった。
(時給で更にセッション数に応じて稼げるシステムだった)

無事、六本木店での研修に合格を果たし、立川店に配属になった。

最初はやたらと人がいるなという印象。
20人近くはいたんじゃないか?
それなのにスタッフルームは恐ろしいほど狭い。

そしてほとんどが年下だった。
今まではほとんどが年上という環境で仕事をしてきた自分にとっては新鮮だった。
ずっと前から仕事をする上で、年齢は一切関係ないという考え方だったが、実際に年下の人達に怒られたりすると、プライドが傷ついた。笑 
(自分も工場で年上の人達に結構怒ったりしていた。やはりやったことは返ってくる 笑)

【動悸で目が覚める】

当時は毎日終電で、寝るのは夜中3時~4時だった。
起きたら妻は仕事でいない。息子は保育園。
当然家族とはすれ違い。

ライザップではお客さんとメールで食事のサポートをする。まだまだ不慣れな自分はメールの返信にとても時間がかかった。

通勤の電車でもメール返信。休日もメール返信。
毎日毎日メール返信。全く自由な時間がなかった。
(その後、休日は返信しなくてよくなり、メール返信時間も確保された)

まだまだ仕事は不慣れすぎて毎日がプレッシャー。
仕事仲間ともあまり打ち解けられず、居心地が悪かった。
中には意地悪な人もいる。
雑に扱われるような感じもヒシヒシと感じていて、とても苦しかった。

帰りはストレスで毎日頭痛。

激しい動悸で目が覚める日々。

環境が大きく変化しすぎて、心も身体も対応できていなかった。

【使命が明確になってくる】

そんな中、八王子にライザップが新規オープンするという話が上がった。
家から近くなるし、環境も変えたかったし、いち早くオープンメンバーとして立候補した。

(懐かしい。当時の記憶がよみがえってくる)

八王子メンバーはとても気持ちが良く、一気に救われた。
仕事もどんどん覚えて、チームリーダーを任されるようになり、とても充実している日々を送っていた。

(2016年八王子メンバーとベストボディジャパンに出場した)

(長女生まれた。仕事の休憩中にバイクで駆けつけて撮影した写真)

順風満帆だったが、やはりこのままライザップで出世して、ずっと働くイメージは湧かなかった。
「社長になりたい!」「お金持ちになりたい!」
という気持ちは20代前半から持っていた。

塗料作りしかしてこなかったので、分からなかったがライザップのおかげで、ようやくこの道という道を見つけれた。



「人をより良くすることをしたい」

トレーニングと食事で身体が変わり、自信がつき、人が輝きだす姿を沢山みてきた。

こんな素晴らしい仕事はないと、心から思った。


そして「いつかは自分でやるんだ!」という思いが鮮明になってくる。
やはり経営者のお客様が多く、本当に色々な方と沢山のお話しすることができた。

「自分のお店を持ちたいんです!」と言うと、

「出来るよ!」
「自分独自の武器を持て」
「絶対に大丈夫だよ!」

沢山のお言葉を頂いた。
その後、苦しい局面があったときに頂いた言葉が、本当に力になった。

何度も救われた。

素晴らしい方々との出会い、最高の仲間、素晴らしい経験、本当ライザップには感謝しかない。

【確信】

セッション中によく腰が痛いとか、首が痛いとかで、やりたい種目ができないことが多々あった。


「自分でこの痛みを改善してあげたらいいな」とシンプルに思った。

そこで自分は整体に興味をもった。
「独立したときに絶対に武器になる」という思いもあった。

整体を経験したことがなかったので、妻が通っていた整体に行ってみた。
骨盤をガンガン脚で蹴られる整体。笑

痛かったがなんだか身体がスッキリしている。
そしてスクワットしてみたら、まるでお尻への刺激の入り方が違う。

痛みをとるだけでなく、トレーニングに対しても効果があるんじゃないか?

整体への興味がどんどん上がった。

そんな中、通勤路で整骨院があるのだか、
「トレーナー募集」という張り紙が目に入った。

気付いたらネットで調べて、面接の連絡をしていた。

魂はこの道だと確信していたようだ。

トレーナーの資格も取得し、副業でもパーソナルを始めたり、着々と将来に向けた準備をしていた。

【神は強くなるために試練を沢山用意してくれた】

ライザップを退職し、更なるステップアップのため整骨院へ採用が決まった。
もちろん素人なので、徹底した研修から始まる。
より細かい筋肉の勉強、人間の構造、姿勢、ストレッチ、手技、問診、整形外科疾患など沢山学んだ。

「これだ!これを望んでいた!」

自分の選択に間違いないと思った。
本当に整骨院にきて良かった。

整骨院勤務と週末は副業のパーソナルトレーニングという日々を送っていた。

本格的な独立も視野に入れて活動していたが、調べれば調べるほど、壁があることに気付く。

・融資を受けるのに自己資金が必要。
・経験、スキルは十分なのか?
・ついてきてくれる顧客いるのか?
・物件は?

簡単にいうとまだまだスキルも、経験も、お金も、自信も、何も整っていなかったということ。

とにかくまず自己資金をためなくては!
週末でより稼ぐにはどうすればいいかと考えたときに、フィットネスクラブでフリーのパーソナルトレーナー契約をして、活動の幅を広げたいと考えるようになった。

まさしくこのフリーの経験なくして自分は店舗を独立開業して、順調に進ませることは出来なかった。

フリーランス~店舗開業編に続く。
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(ライザップも整骨院も副業禁止だったが、全然お構い無し!笑  自由意思を束縛されるのが一番キライ!笑
今は副業が当たり前の時代で世間に浸透してきている。
自分は最先端の意識だったんだ❗笑)

「生きていれば絶対に不自由と感じることはある。でも不自由があるからこそ、自由になったときの喜びがある。安心してどんどん不自由に追い込んでいこう!喜びが待っているから!」

               by 佐藤伸也

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