文章をもっと「読まれたい」と思う人が意識したほうがよい真実
文章をもっと読まれたいと思う人はたくさんいるだろう。
文章を読んでほしい。
せっかく書いた文章だから最後まで読んでほしい。
そういう人には,次の原則を意識してほしいと思っている。
その原則とは何か。
ずばり,文章を読むのは疲れるということだ。
そう,人の文章を読むのは疲れる。
誤解しないでほしいのだが,人の文章を読むのはとても楽しいことでもある。だから,私は評論,ビジネス書,小説といったジャンルを問わずよく本を読む。それに,他の人の書いたnoteもよく読む。
でも,楽しい一方で人の文章を読むことは確かに「脳の体力」を消耗するのだ。そして,人は疲れる行為を避けがちである。
読むのが疲れるということを踏まえると,文章を書くうえでの努力の方向性は2つあるといえる。
1 疲れを圧倒的に吹き飛ばしてしまうほど楽しい,興味深い文章にする
2 読むのに疲れない文章を心がける
個人的には,1の方向性よりも2の方向性のほうがトレーニングの効果があらわれやすいと思っている。だから,読まれたい人ほど「読むのに疲れない文章」を書こうとしてみよう。
読むのに疲れない文章とは一言で言えば「読みやすい」文章のこと。
では,読みやすい文章を書くための工夫とは何か。
たとえば,文章に漢字が多すぎると頭のなかで「漢字→ひらがな」へといちいち変換しながら読まなければいけない。ひらがなばかりの文章は読みにくいけど,漢字は少なめのほうがよい。
論理の流れが明確になるように,接続詞を効果的につかう。
「たとえば」と書けば,読みやすい文章を書くための工夫が紹介されるのだろうと想像がつく。文章の「次」を想像できる文章は読みやすい。
その他の細かいテクニックとしては,
・一文は短くする。
・主語と述語が読み手にすぐにわかるように意識する。
・会話文はカギ括弧(「 」)を使う。
・太字を効果的に使う。
などがある。
言いたいことがたくさんあっても,文章で伝えたいことは一つに絞ったほうが読みやすい。
たとえば,この文章で言っていることはシンプルだ。
さあ,読み手が疲れない文章を書いてみよう。
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