自分の普通は誰かの特別

自分の魅力ってなんだろうと悩む人は多いと思います。
特に,周りに優秀な方や輝いている方が多いと,自分は何も持っていないような気がしてくることさえありますよね。

でも,自分は何も持っていないという認識は,わりと間違っていることも多いのだと思います。

◇◇◇

人間はいろんなことに「慣れ」ます。
例えば,一番最初は大変なことであっても,その大変なことをずっと続けていくと慣れます。そして慣れると何が大変だったのか自分でもわからなくなってくるものなんですね。

私は仕事をするうえで介護に関わるご家族と接することが多いのですが,客観的にみれば相当大変な介護をご家族はずっと行なっているわけです。ただ,ご家族は介護に慣れてしまっていて,どこが大変なのかを忘れてしまう。「それ大変ですよね」と私に言われて大変さを思い出すんです。こういうことはよくあります。

◇◇◇

昨日たまたま話した看護師の方は,仕事じゃなくても電話で友人・知人の相談を2時間でも3時間でも聞くんだそうです。
それってすごいことですよね。

人の話を聞くのは相当の精神エネルギーを使います。一般的には30分も人の話を聞いていたら疲弊するんじゃないでしょうか。付き合いたての恋人の話は30分を超えても聞いていられますけど,それは恋愛初期のドーパミンが「聞くことの疲れ」をごまかしてくれるからだと思うのです。

ただ,「聞き続けることのすごさ」をご本人はわかっていませんでした。
強みって「人にはなくて自分にはある部分」です。でも,自分ができていることって往々にして「他の人もできる」と思い込んでしまっていますし,やはり強みには慣れてきて自分では「当たり前のこと」になってしまうのです。

だから,強みを見つけるためには他人とたくさんコミュニケーションをとって自分のことを積極的に開示していくことが必要だと思います。
開示を受けた相手からの反応によって「あ,自分のやっていることって普通じゃないんだ」ということに気がつけるのです。

自分の普通は誰かの特別」であることを理解するために,積極的に自分を開示していきたいなと思っている昨今です。

ーー

私のツイッターはこちら。
noteの更新情報のほか,日々,noteのネタにつながることを呟いています。書くネタにお困りの方は一度覗いてみてくださいね。


お読みいただきありがとうございます!スキやフォローをしていただければ,それだけですっごく励みになり,また書こうという気力が湧いてきます。