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人を好きになるということ

人を好きになるといった場合,多くの人は恋愛をイメージしますよね。

脳科学者に言わせれば「恋愛とは脳の化学反応」のようで,脳から出たドーパミンなどの化学物質がドキドキをもたらすのです。ちなみに,ドーパミンは時間の経過とともに減っていくので「恋愛の賞味期限は3年」といった話が出てくるわけですね。

のっけからロマンのない話をしましたが,今回書きたいのは恋愛ではありません。最近は,広く「人を好きになる」ことの楽しさを感じるようになりました。

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「人を好きになる」というのは難しいことであるように思えるかもしれません。ですが,実は「人を好きになる」ことは意識次第で誰にでもできることなんじゃないかと思うのです。

「人を好きになる」ために一番大切なのは意識だと思います。

まず,人には誰でもよい面があるはずだという推定を働かせておくこと。性悪説に立っているとなかなか人のよい面は見えてきません。

それから,しばしば陥りがちなのが「人に少しでも悪いところがあると全てが悪いように見えてくる現象」です。例えば,ある人に怒られたとしてその人の怒り方が少し厳しかった場合,怒った人に他にもよいところがたくさんあったとしてもその良い部分が見えなくなってしまうことがあります。

そういうときに意識しなきゃいけないのは「人には多様な側面がある」という認識です。

ある色が「黒」だとしても,他の部分も「黒」だとは限らない。白はもちろん,赤や黄,様々な要素が混在しているのが人というものです。だったら,「よいところ」が全く見つからないわけがないと思うのですよね。

だから,意識次第で人のよいところを見つけることができるし,人を好きになっていくこともできるのだろうと感じています。

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人のいいところを積極的に発見して人を好きになることは人生を豊かにします。

まず,周囲に好きな人が溢れていたほうが人生は楽しくなりますよね。
もちろん合わない人と無理に付き合う必要はありませんが,一度は人のいいところを発見してみたほうが「好きな人」が増える確率があがります。人生は試行錯誤の連続。まずは好きになろうとしてみたほうが人生の「コスパ」があがるんだろうなと思っています。

さらに,人を好きになれば自分も好かれます。
「好意の返報性」という心理学の原理がもたらす効果は強烈です。人は,自分のことを好きだと言ってくれる人間のことをなかなか嫌いにはなれません。半径5メートルの世界を両想いの人間で溢れさせればこれほど楽しいことはありません。

最近は「好きな人ができない」「いい人がいない」と悩む人をよく見かけます。恋愛的な意味での「いい人」というのはなかなか現れないことがありますし,無理に見つけようとしても失敗することがあります。

そういう場合にはとりあえず,広い意味で人を好きになる(人のいいところを見つける)ところからはじめてみてはいかがでしょう。日常的に「好きな人」をたくさん作る延長線上にしか「特別な人」は現れないのではないかと最近は思っています。

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